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不動産業界は体育会系ばかり?業界経験者から聞いた体験談を紹介

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不動産業界は体育会系と聞きますが、実際はどうなのでしょうか。業界経験者の方に話を聞いてきました。
この記事の中では体育会系ではない不動産会社も紹介しています。体育会系エピソードを知りたい方はもちろん、不動産業界で体育会系でない会社を探している方もぜひご覧ください。

1.「体育会系」どんなイメージがありますか?


不動産業界や営業が主な会社は「体育会系」という話をあなたも聞いたことがあると思います。ですが、実際に「体育会系」という言葉にどんなイメージを持っているでしょうか。

  • 礼儀正しい
  • 精神力が強い
  • 上下関係が厳しい
  • 気合と根性ですべてを乗り切ろうとする

こんな感じでしょうか。

今までは日本の会社は年功序列が基本となっていたので、「体育会系」というのは目上の人から好印象なことが多く、プラスの意味で使われることが多かったです。

しかし今では人情や気合いではなく論理的なものが求められ、協調性よりも個性が重視されるようになって「体育会系」は古い、堅いイメージの言葉になってしまいました。

体育会系の学生はまだまだ企業から好かれる一方で、体育会系の企業は学生や求職者から敬遠されるようになっているのが最近の傾向です。

2.不動産業界は体育会系?


特にこの記事を読んでいるあなたは、不動産業界に転職を考えているものの、「体育会系」ってどんな感じだろうか、自分でも大丈夫だろうかと疑問があると思います。

賃貸契約でも、投資物件の相談でもいいですが、直接不動産業界で働いている方と関わりがあると、元気で体格のいい人が多い印象があります。

そして一部の不動産営業マンは強面だったり、きつい言葉を使っていたりしてなんとなく怖いイメージを持っている人も多いです。

実際、創立もまだ間もなく、勢いのある会社では社内に野球サークルやフットサークルのようなサークル活動が盛んで社員同士の仲が非常に良いところもあります。体育会系の会社は馴染めたら最高に楽しくなるでしょうし、合わない場合はとことんまで合いません。

ただ不動産業界のすべての会社が体育会系というわけではもちろんありません。気合よりも論理性を重視するところもありますし、仕事とプライベートは完全に分かれているところもあります。

こればかりは会社に面接に行ったり、働いている人に話を聞いたりしないと見えてこない部分です。体育会系が多いからといって不動産業界という選択肢をなくすのはもったいないので、興味のある企業があれば一度話を聞いてみるのがいいでしょう。

3.不動産業界の体育会系エピソード


不動産業界で勤務経験がある方に聞いた体育会系エピソードを紹介します。

3-1.問題解決には気合と根性

上司は、気合いや根性で困難な状況を乗り切れると信じていました。

問題が起きた場合の対処法は気合と根性です。論理的な方法で解決するのではなく力によって解決しようとした上司もいます。

もちろんそんなことで問題を解決することはできませんでした。何がなんでも気合と根性で、解決しないのは根性が足りないだけ。具体的にどうしたらいいのか聞いても「頑張る」としか答えがなく、解決に向けて順序立てて考えることもありませんでした。

3-2.飲む量が半端ではない

体育会系らしいエピソードといえば、飲み会が思い浮かぶかもしれません。実際、新年会や忘年会では飲む量が半端ではなく、一升瓶を一気するような人もいるようです。

そして上下関係にも厳しく、後輩は先輩よりも飲まなければプレッシャーがありました。気づいたときには道や知らないホテルで寝ているなんてことも1度や2度ではありません。

ただそれくらい酔っ払ったときは、先輩が財布だけはこっそり預かって盗まれないようにしてくれているという優しさは感じることができました。

3-3.先輩至上主義

上司が事務所に入ってきたら作業をしていたとしても全員がその場で立って大声で一例します。これは上司が帰るときも同様です。

また先輩よりも先に帰ることは許されません。先輩が残っていれば、後輩は仕事がなかったとしてもなんとかして仕事を作り出して、残らなければいけません。

一部の会社ではまだ残業している人の方が定時で仕事を終らせる人よりも評価が高いところもあります。

そして先輩からの飲みの誘いも断ることはできません。どんなに夜遅くなったとしても付いていくことが求められます。

運動系の部活でこうした上下関係に慣れている人であれば問題なく順応できると思いますが、そうでなければストレスが大きいです。

3-4.後輩のご飯代は先輩が出すのが当たり前

体育会系エピソードのネガティブな面ばかりエピソードとして上がってきましたが、中には体育会系らしい親分肌のエピソードもありました。

先輩からの飲み会やご飯の誘いを断ることはできませんが、そのご飯代については先輩がほとんどごちそうしてくれます。

3-5.月末に響く罵声

営業スタイルは過去の問い合わせしてきたお客様に対する電話営業や訪問営業が主です。1日○アポ、月間○成約というノルマがあり、ノルマが達成できなければ夜23時近くまで営業していることもあります。

月末になるとノルマの納期があり、「アポ、契約を取ってくるまで帰ってくるな」という声が事務所で何度も聞こえ、重たい雰囲気になります。

上司や先輩からの話も部活の顧問から怒られているような感覚になります。

4.不動産業界は体育会系でないと就職は難しい?


就職は体育会系の人ではなくても、しっかりと不動産業界で働きたい理由があり、面接官に気に入られれば問題ありません。

これはどの業界に就職しようと思っても同じはずです。文化系だから就職できないわけではなく、別の理由、たとえば不動産業界で働きたい明確な理由が伝わらなかったり、お客様と接する営業という仕事に適さない態度だったりというものです。

ただ就職後、長く勤務し続けることが出来るか、大きな結果を出しやすいかという点で見ると体育会系な人が有利なのも事実です。

特に物件購入などはお客様の一生がかかっていると言っても過言ではない買い物です。そうした大きな買い物をするときは、同じ能力であれば親身になってくれる営業マンや愛想のいい営業マンから買いたいと思うものです。

不動産業界で体育会系が多いのも体育会系の人柄がお客様から求められていたというのも理由としてあります。

こうしたことから、不動産業界への就職は問題なくても、働き続けられるかはまた別問題だと言えます。

基本的に不動産業界は離職率が高い業界でもあるので、面接を受ける際にはどれくらいの離職率か事前に調べておくのがいいでしょう。

5.不動産業界で非体育会系の会社


不動産業界の会社はどの分野も体育会系の会社が多いです。その中でもどちらかと言えば非体育会系の会社を紹介します。

5-1.三菱地所

三菱地所の社員クチコミを見ていると「紳士淑女の集まり」「仕事もプライベートもスマート」「長く勤めていて居心地がいい」「おっとりした雰囲気」という不動産業界の中では珍しい表現がありました。

5-2.森ビル

内定者の半数近くが理系の大学院生で構成されているという背景もあり、社員からのクチコミでは「穏やかな雰囲気を持った社員が多い」という表現がありました。

体育会系の多い不動産のディベロッパー業界のなかでも、会社としてはおとなしい雰囲気です。ただ事業としては役員の言うことには逆らえないというような、体育会系というよりはオーナー企業特有の特徴はあるようです。

5-3.事務職

不動産業界で体育会系なのは営業の職種のみのことがほとんどです。ですから、不動産業界でも事務職ならばノルマもなく、安定して長く勤めることができます。

給与については営業職と比べてかなり低くなってしまいますが、不動産業界で働きたいという方は、事務職という選択肢も考えてみることはおすすめです。

事務職であればお客様と直接コミュニケーションを取る機会はほとんどないので、遅くまで残業することも少ないです。

6.まとめ


不動産業界は今までの文化から、体育会系の会社が多いです。そのため中学高校の時に部活動で厳しい上下関係を乗り越えられた人は、比較的不動産業界でも楽しく働くことができています。

特に営業職はノルマも厳しく、特に体育会系の色合いが強い職種です。収入は高いですが、不動産業界全体の離職率が高いことからもわかるように、働き続けるのには覚悟もいります。

ただ最近は体育会系の会社は求職者からも敬遠され、お客様の中にも勢いや情だけでなく、冷静に論理的に話ができる人がいいという要望も増えています。そのため、会社によっては一般的な不動産業界の雰囲気とは違ったところもあります。

会社の雰囲気が合う合わないは働く上でとても大切な要素です。気になることは面接の時に細かく聞くようにしましょう。

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賃貸”住まい”の新しいカタチを提供するEdge編集部が記事を書きました。

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