賃貸”住まい”の新しいカタチを提供する

Edge [エッジ]

不動産管理

家賃の振込先がいきなり変更?【管理会社・所有者変更で焦らない方法】

更新日:

家賃の振込先が突然変更されたという経験はありませんか?現在の管理会社・もしくは知らない管理会社から家賃の振込先が変更になりますと通知がきても、本当に信じていいのか疑心暗鬼になってしまう方もいるでしょう。

ここ最近は、「所有者変更」「管理会社変更」が頻繁に起きるため、こうした家賃の振込先の変更はよく発生します。そして、こうした変更によって入居者の方々も変更手続きが必要なことが多数あるのです。

そこで今回は、管理会社や所有者の変更や家賃の振込先が変更になった際に必ずチェックしてほしい6つのポイントについてお話します。これで急な変更でも慌てず対応ができるようになるでしょう。

その①:書面がどこから送られてきているか確認しよう

家賃の振込先がいきなり変更?【管理会社・所有者変更で焦らない方法】
まずは、その書面はどこから送られてきているのか、確認してください。基本的には、新所有者・新管理会社が賃借人(契約者)に送付するのが基本となっています。

「なんで私の名前知ってるの!?」と思いますが、賃貸人(所有者・管理会社)となるので、知っていて当然なんです。

そこで、確認していただきたのが、旧賃貸人と、新賃貸人との両者間の押印があるかどうかです。

実際、現在の物件の所有者の名前を知ることなんて、謄本を取得すればすぐにわかります。きちんと両者の押印がなされていることを確認してください。

その②:現契約書の家賃支払方法を確認しよう

家賃の振込先がいきなり変更?【管理会社・所有者変更で焦らない方法】
現在、どのような方法で家賃を支払っていますか?支払方法は物件によって様々で、振込・口座振替・クレジットカード・現金などいろんな方法があります。

特に口座振替や、クレジットカードで支払われている方は、自動的に徴収されている感じがありますが、振込になったら、自分で手続きが毎月必要になります。

様々な支払方法があっても、だいたいの契約書は、「振込手数料は乙の負担」と書いていることが多いです。

「今まで口座振替で支払していて便利だったのに!」という気持ちも十分わかるのですが、貸主が変わったことで、契約が変わることはありませんので、契約書に従って支払い手続きが必要となります。

保証会社契約で、口座振替やクレジットカードでの支払になっている方は、そのまま引き継がれて何の手続きもしなくていいケースもあるので、問い合わせて確認してください。

その③:家賃の振込先だけの変更か確認しよう

家賃の振込先がいきなり変更?【管理会社・所有者変更で焦らない方法】
一番気にしないといけないのは、家賃の振込先ですが、もし設備不具合が起こった時の連絡先が変わっていないかも合わせて確認してください。

「お湯が出ない!」「備え付けのエアコンが故障した!」「玄関のガラスが割れている!」など、連絡したくても連絡先がわからない!なんてことのないようにしてください。

物件によっては、共用部の不具合・室内の不具合・契約関係などで連絡先が違うこともありますので、注意が必要です。

その④:不安であれば、必ず電話連絡をしよう

家賃の振込先がいきなり変更?【管理会社・所有者変更で焦らない方法】
上記に書いていることがすべてではありません。少しでも、あれ?どういう意味だろう?と疑問に思ったら連絡を入れることをお勧めします。

「本当にこの日から変わるの?」「この間言ってた例のアノ件、新しいところに引き継がれたの?」など些細なことでも気になったことは初めのうちに確認してください。

その⑤:直近の家賃振込した証拠(銀行の控え用紙など)は残しておこう

家賃の振込先がいきなり変更?【管理会社・所有者変更で焦らない方法】
その②で記述したように、どのようにして支払いしていたか、きちんと証拠を残しておきましょう。特に、よく振込支払でありがちなのが、「2月分払ったのに、まだ支払われていないって連絡がきた!払ったもん!絶対払った!」と思っていても、現金振込をしてしまうと、照合するのに時間がかかってしまいます。

管理会社の立場からしても、「払った!でもいつかわからない!でも払った!どこに払ったかって?忘れた!」なんて言われてしまうと、毎日100件以上の振込があるのに調べきれません。クレジットカードだと明細届くのでわかりやすいですね。捨てずにおいておきましょう。

その⑥:もし間違えて振り込んでしまった場合はどうするの?

家賃の振込先がいきなり変更?【管理会社・所有者変更で焦らない方法】
万が一、間違えて振込してしまった場合は、すぐに貸主(管理会社)に確認をしてください。①返金される②旧貸主→新貸主に振替してくれる このどちらかのパターンになるでしょう。

パターン②の方は、間違えて入金されるかたもやはり何人かはいるので、まとめて新貸主に入金するほうが双方手間がかかりませんので、用いられるケースが多いです。当社もパターン②のケースです。

家賃の振込先が変わった時は焦らずに!

では以下がまとめとなります。

  • 本当にその書面が正しいのか確認しよう
  • 家賃は何月分をいつ払ったか把握しているか確認しよう
  • 不安に感じたことは必ず電話で確認しよう
  • 間違えて振り込んでしまった場合でも焦らないで!

最近は所有者や貸主が変更になるケースが本当に多いのが現状です。
要点をきちんとおさえて、家賃未払い・問い合わせ先がわからないということがないようにしてください。

積 梨沙

中学・高校と剣道漬けの寮生活を過ごす。卒業後、すぐに不動産管理会社に入社。全くのド素人ながら、必死に「仕事」というものの全てをエスタス管財で学んだ、生粋の不動産会社女子。12年以上の経験から、不動産に関わる基本的なことをを中心に執筆。先祖代々伝わる奄美大島の遺伝、楽しいこと、美味しいもの、美味しいお酒が大好き。南森町付近で、ひときわ元気に飲んでいるはきっと私です。いつでもお声掛けください。

-不動産管理

Copyright© Edge [エッジ] , 2024 AllRights Reserved.