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不動産会社に就職したい!どうすればいい?

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1.不動産業界の内容を知ろう

不動産会社に就職したい!どうすればいい?
まずは不動産業界について理解しておきましょう。
不動産会社とひと口に言っても、実は内容は様々です。

大きく分けて、不動産取引業、賃貸業、管理業の3つの職種があります。それぞれについて、見ていきましょう。

①不動産取引業

不動産取引業は売れる土地や建物を仕入れ、インターネットやチラシを使ってPRや営業活動を行い、不動産の売買を行うのが中心業務です。
実際に行う業務は、おおまかには次の2つに分類できます。

1.建物売買業・土地売買業

「デベロッパー」「販売代理会社」と呼ばれる企業はここに属します。
マンションや団地、商業施設、オフィスビル、ホテルといった大規模な建物の企画・開発を行ったり、分譲マンションや一戸建てなどの不動産について、販売活動から契約業務まで、一連の販売業務を行ったりします。

2.不動産代理業・仲介業

不動産代理業・仲介業は、大家さんや買い主からの「仲介手数料」によって利益を得ている企業です。
「仲介会社」とも呼ばれますが、「マンションの買取り業者」「投資用ワンルーム販売」「任意売却ビジネス」「競売ビジネス」「不動産証券化ビジネス」など名称は様々で、ターゲットとする不動産や手法は多種多様です。

②賃貸業

物件を貸すことで、賃貸料を得ている企業です。
不動産業界でも、70%以上を占める業種です。
賃貸業は3つの種類があり、次のように対象物件によって区別されています。

1.賃家業

住宅の一軒家を賃貸します。
使わなくなった自宅を賃貸に出す、空き地になっていた場所にテナント用の建物を作り賃貸に出すなどです。

2.貸間業

建物の中にある一部屋を賃貸します。
投資用のアパートを貸し出す、空き地になっていた場所にマンションを建築し賃貸に出すなどが該当します。

3.駐車場業

自動車などを停めておく場所を貸す事業です。
空き地をアスファルト舗装してラインを引き、第三者に賃貸します。

自社が大家さんの場合と自社ではない別の大家さんがいる場合があります。
別に大家さんがいて、その代理で賃貸の業務を行い、借主と仲介をする場合「宅地建物取引業」に該当しますので、営業するためには不動産免許が必要です。

③管理業

管理業は、賃貸物件の経営・管理を大家さんの代わりに行う職種です。
管理業務の他に、営業や相談業務もあります。
主な業務は次の通りです。

•マンションやビルなど業務
•営業などの業務
•不動産に関する相談業務

手間暇がかかり、業務内容も多種多様です。

2.不動産業界の年収はどのくらい?

不動産会社に就職したい!どうすればいい?
不動産業界は、インセンティブ(歩合制)を導入する会社が多く、同じ年齢、同じ性別でも年収に個人差が出るのが特徴です。
そのため年収は人にとって様々です。

①男性営業職が高収入

厚生労働省が発表した「平成28年・賃金構造基本統計調査」の「東京K不動産業・物品賃貸業・人数規模1,000人以上」によれば、不動産業界で高収入なのは、営業職。男性が圧倒的に多いという結果になっています。

もっとも年収が多いのは45~50歳の人たちです。
その平均年収は、男性が役970万7,200円なのに対し、女性は675万2,500円。
男女で差が大きく開いています。

②不動産業界で高収入を狙うにはどうする?

同じ不動産業界でも業務内容によって収入額のばらつきが大きくあります。
企画やプロパティマネジメント(不動産経営代行)は、特に高収入が望める職種です。
高度な専門知識と豊富な現場経験が必要なので、未経験者がすぐに就ける仕事ではありません。
賃貸業から始めて、経験年数を重ねることで売買を行うというように、実績を積み、スキルアップすることが高収入を得る秘訣です。

3.未経験でもはじめられるの?

不動産会社に就職したい!どうすればいい?
不動産業界は未経験者を歓迎している企業が多くあります。
やる気次第で高収入が目指せる業界です。
転職活動を始めるなら、今後のキャリアビジョンを意識して、資格を取得するなど努力しましょう。

営業は未経験者でもできる、最もおすすめの業務です。
次いで、管理業、賃貸業となります。
ただし、管理業はノウハウや知識が必要となります。

そのような事から、不動産業界に向いている人は
「就労意欲が特に高い人」「目標があると燃える人」「モチベーションが持続する人」「体力のある人」だと言われています。
「土日祝日は休みたい人」「ノルマがあると辛い人」「忙しさが苦手な人」は入社してから「これはちょっと違う」と思うかもしれません。

4.転職で気になる点は?

不動産会社に就職したい!どうすればいい?
世間では不動産業界について、良くない噂が飛び交うことがあります。
これは本当なのでしょうか。

噂が流れる原因は、扱うものが高額であり、一般の人の知識では分からない法律を適用することが多いため、何をしているか理解できないことが原因の1つとして挙げられます。

①不動産業界はブラック企業が多い?

不動産業界は、労働条件が悪く「ブラック企業」が多いと言われることがあります。
これは本当なのでしょうか。

結論は、ブラック企業であるのはほんの一部しかないということです。
一部で起こった事実が、全体のイメージとして浸透してしまっているのです。
優良企業もたくさんあり、不動産業界全体がブラックという認識は誤っています。

②学歴は必要なの?

不動産業界は「実力主義」です。
給与にインセンティブ制を採り入れている企業も多く、学歴に左右されません。
そのため高卒でも、受け入れる企業は多いのです。
やる気次第で成功することができるのです。

③不動産業界で有利な資格とは?

不動産業界への転職では、一般的に下記のような資格を取得しておくと有利になります。

・宅地建物取引士
・不動産鑑定士
・管理業務主任者
・ファイナンシャルプランナー
・普通免許
・語学力に関する資格

1つだけでなく、複数取っておくと有利です。
「不動産鑑定士」や「宅地建物取引士」は、ハードルの高い国家資格です。
しっかり勉強しないと資格取得できません。
それだけに合格すれば、不動産の専門家としての道が開けるでしょう。

5.まとめ

不動産会社に就職したい!どうすればいい?
不動産会社には、会社によって業務がまったく異なりますので、しっかり調べて入社をしないと、自分のイメージとまったく異なる会社に就職してしまうことになりかねません。

転職活動する前には、会社の規模や経営状態、給与システム、営業ノルマがあるか、自分に合っている会社かなどを確認し、就職試験を受けるようにしましょう。

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賃貸”住まい”の新しいカタチを提供するEdge編集部が記事を書きました。

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