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不動産管理

【永久保存版】失敗したくない人必見!内覧時に絶対見逃せない10のポイント〜室内編〜

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1.内覧時はココをチェック!

チェック項目をご紹介する前に重要なポイント。
賃貸住宅のお部屋の内覧は必ず明るい時間に行いましょう。

中には照明器具が付いていない部屋もあり、暗い時間に行っても真っ暗で何も見えません。
これでは内覧する意味がありませんので、ご注意ください。

①天井を見る

内覧時に壁のクロスや床材に傷や黄ばみがないかを確認する人は多くいますが、天井は忘れがちです。
天井のクロスは壁のクロスや床材より傷みにくく、少し傷んでいたとしても視界に入りにくい場所なので、貼り替えをしていない場合が多くあります。

天井を確認して、水の染みた跡にあると要注意です。
水の染みた跡は過去に水漏れか雨漏りをしたことのある証拠です。
住み始めて、大雨が降った時に、「ポタポタ・・・」となる可能性もあります。

水漏れや雨漏りの跡をそのままにしているということは管理会社やオーナーさんが気づいていない可能性があります。
そのような管理状況であれば、入居はおすすめ出来ません。

②収納の中を見る

収納があることは確認するけど、中まで確認していますか?

押入、クローゼット、洗面所、靴箱などの収納スペースは閉め切られていることが多く、湿気がこもり、カビが発生しやすい場所です。

収納の中を見て、白いカビの跡がある場合は、マンションの構造自体がカビの生えやすい構造(断熱材が使われていない、換気口が無く湿気がこもりやすいなど)になっている可能性があります。
マンションの構造となると、入居した時に自分自身でなんとかできる問題ではありませんので、入居はおすすめ出来ません。

「今回は新築マンションを考えているから大丈夫!」

とお思いのあなた、その考えはちょっと危険です。

コンクリートに水分が含まれます。
コンクリートが完全に乾くには、1~2年掛かりますので、新築マンションであっても、24時間換気が出来るようになっているかを確認することが大切です。

③水栓・排水口の臭い

少し面倒ですが、水栓は一度開いて水を出してみましょう。

見るポイントは、水栓のハンドルや根元から伊豆漏れがしていないか、浴室であれば、シャワーヘッドやホースのつなぎ目から水漏れがしていないか、キッチン・洗面台であれば、シンクの下に水漏れしていないか、トイレであれば、水がきちんと止まるかです。

また、水を流した時に合わせて確認して貰いたいのは詰まらず流れるかどうかです。
そして、水を流した後には臭いを確認しましょう。
水を流した後でも排水口の嫌な臭いがする場合は、防臭キャップが劣化していたり、排水管に汚れが付着している場合があります。

上記の不具合であれば、入居前に管理会社やオーナーさんへ対応を依頼すれば、改善出来ますので、仲介業者に伝えてもらうようにしましょう。

④ドア・窓ガラスや網戸の開閉

内覧でお部屋を案内されると、仲介業者がドアを開けてくれたり、窓を開けてくれると思います。
しかし、必ず自分自身の手で数回開閉を行いましょう。

滑りが悪かったり、強く引かないと閉まらなかったりする場合があります。
また、網戸に関しては、数回開閉すると外れてしまったなんてこともありますので、確認が必要です。

開閉の動作がスムーズにいかない場合は、仲介業者へ伝え、管理会社やオーナーさんへ対応を依頼しましょう。

⑤エアコンの動作確認・設置場所

エアコンは一度作動させましょう。
作動時に冷えるか温まるか、嫌な臭いはしていないかをチェックしましょう。

また、各部屋にエアコンを設置することが可能かも合わせて確認しましょう。
ベランダから離れたお部屋であれば、室外機を置く場所が無く、エアコンが設置出来ない可能性があります。
その場合は、そのお部屋は寝室に使うのは難しいなどの判断材料になります。

入居する人数とお部屋割りなどを考慮に入れて、納戸として使う場合ならエアコンが無くても大丈夫でしょう。

⑥給湯器の使い方・年式

給湯器にはガスでお湯を沸かすガス給湯器と電気でお湯を沸かす電気給湯器があります。
どちらの給湯器であるかの確認を行いましょう。

電気給湯器の場合は深夜電力で水をお湯にするものがあるので、水道と電気を開栓しただけではお湯は出ません。
給湯器に水を貯め、深夜電力で温めないといけませんので、入居した当日はお湯が使えないことを理解しておきましょう。

また、給湯器の製造年数も確認しましょう。
給湯器の表面か側面に記載があるはずです。

給湯器の寿命は、ガスで10~15年、電気で15~20年ですので、寿命を越えているものであれば、入居してすぐに「お湯が出ない」なんてトラブルに遭う可能性が高まります。
しっかりチェックすることが必要です。


⑦コンセントの位置や数

内覧時には確認を忘れがちなのが、コンセントの位置や数。

最近では、スマートフォンやパソコン、タブレット、またその周辺機器など、一つのお部屋に電化製品が多くあり、コンセントが一つでは足りないことが多くあります。
なので、実際に生活することを想像し、コンセントは何個あるのかを把握することが大切です。

また、トイレに温水洗浄便座を付けたいとお考えの方は、トイレの中にコンセントがあるかどうかも確認しましょう。
コンセントが無い場合は電気工事が必要になるので、その分の費用が掛かります。

コンセントの数があまりにも少ない場合は入居して不便を感じることも予想されます。

⑧水道・電気・ガスの契約先

水道・ガス・電気に関して、賃貸住宅では、入居者が直接供給会社で契約する場合と、オーナーさんが一括で契約をしており、オーナーさんもしくは管理会社から請求が行われる場合があります。

引っ越しした先で、電気・ガス・インターネット契約をまとめて同じ会社にして、費用を抑えようと考えていた場合、後者では、自由に選んで契約が出来ません。
ですので、事前に仲介業者へ契約先を確認しておく必要があります。

⑨インターネット環境

インターネットは水道・電気・ガスと並ぶぐらい重要な生活インフラになっています。
ですので、内覧をした賃貸住宅にはインターネット環境が整っているのかを知ることが必要です。

インターネット対応でない物件の場合、自分自身でインターネット工事をしなければならず、引っ越しの重なる時期であれば、工事をしてもらうのに1〜2ヶ月待ちなんてこともざらにあります。
入居後、インターネットが使えない期間があると、ストレスを感じることになるので、確認が必要です。

⑩住宅用火災報知器の有無

初めて賃貸住宅に入居される方であれば、住宅用火災報知器の存在自体を知らない方もいるかもしれません。

平成18年6月1日から消防法により、賃貸住宅では住宅用火災報知器の設置が義務化されています。
ただし、共用部に自動火災報知設備や共同住宅用スプリンクラー設備が設置されている物件は対象外です。

対象になる物件で、必要箇所に住宅用火災報知器が未だ設置されていない物件は、管理が行き届いていない可能性が高いので、入居はおすすめ出来ません。

賃貸住宅であれ、住まいは大きな買い物です!
いかがでしょうか。
内覧時に最低限必要なチェック項目を10コにまとめて紹介しました。

最後に、10のポイントを簡単におさらいです。

①天井を見る

②収納の中を見る

③水栓・排水口の臭い

④ドア・窓ガラスや網戸の開閉

⑤エアコンの動作確認・設置場所

⑥給湯器の使い方・年式

⑦コンセントの位置や数

⑧水道・電気・ガスの契約先

⑨インターネット環境

⑩住宅用火災報知器の有無

賃貸住宅であれ、住まいを決めるのは大きな買い物です。
少し労力を使いますが、紹介した10コのポイントをチェックし、納得して長く住めるお部屋を見つけてください。

吉久優

不動産管理会社での実務経験・管理業務で培ったノウハウと女性ならではの感性を活かし、リフォームの記事を中心に執筆。現在は1児の母として、子育てに絶賛奮闘中。子どもが産まれた事で新たな視点も加わり、毎日を楽しく快適に過ごせるヒントになる記事を執筆していきたいと考えている。ワーキングパパママ仲間も絶賛募集中です。息子ラブな私の話を聞いてください!

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