不動産の物件を所有していると、今までよりも家賃収入を増やしていきたいと思うものです。家賃収入を増やすためには、家賃収入がどのように生じているかを再度吟味する必要があります。家賃収入を増やすためのポイントを理解すると、現時点での不動産でできる対策を見つけることができるでしょう。本記事では、家賃収入を増やすためのポイントを3つに絞って考えてみました。
家賃収入を増やすための3つのポイント
家賃収入を増やすためには、3つの大きなポイントがあります。
これから説明するこの3つのポイントを、どのように抑えることが家賃収入を増やすことに繋がるのか見ていきましょう。
空室率を減少させる
不動産投資を成功させるには、空室率を減少させることが大切です。
至極当然のことですが、空室が発生すると、その分の家賃収入が低くなります。
例えば、家賃が6万円のアパートが10部屋あるとすると、満室の場合は毎月60万円の家賃収入が見込めますが、6部屋しか埋まっていないとすると36万円の家賃収入しかありません。
その差は、ひと月で14万円にもなるので、いかに空室率を軽減させることが大切かが理解できるでしょう。
空室率を下げるには、立地が良いことが主なポイントです。
公共交通機関へのアクセスのしやすさや、スーパーマーケットや学校へのアクセスのしやすさなどが大きな影響を与えます。
立地や環境は自分では変更できない部分ですので、投資をする前に考慮すべき点でしょう。
古い物件の場合には、リフォームすることでも空室率を減少させることが可能です。
投資額を回収することも必要になるのでバランスが必要ですが、内装が古いならリフォームを検討することでも空室率を減少できるでしょう。
ローンを活用して保有資産以上の投資をする
自己資金だけでは、購入できる物件は多くなりません。
しかし、購入する不動産を担保にして借入することで、自己資金以上の投資が可能となります。
もちろん利息が発生しますが、大規模での投資が選択肢に含まれるようになり、家賃収入を増やすことができます。
この場合、家賃収入が増加するだけでなく、支出も増加するので、利息や元本を返済しても利益が出るのか注意深く吟味することは大切です。
これまでよりも利益が出る可能性があるのであれば、ローンを活用して投資をすることも検討できます。
1棟所有を考える
マンションを所有しているのなら、1室単位での所有の他に、1棟所有することも考慮できます。
多額の資金が求められますが、1棟丸ごと所有しているので、全体としての家賃収入は増加させることが可能です。
もちろん1室単位で物件を所有する方が資金は少なくて済みますが、空室になると収入がなくなるのがデメリットです。
1棟丸ごと所有すると家賃収入がゼロになることはまずないので、家賃収入は安定して見込めます。
家賃収入を増やしたい時の注意点
家賃収入を増やしたいと思っていても、注意点があります。
次は、その注意点について見ていきましょう。
古い物件はリフォーム代に注意
マンションが古くなると、設備も古くなります。
リフォームをしてから入居者を探すこととなりますが、その際のリフォーム代に注意が必要です。
建物自体は古くなっていますので、リフォーム代をかけすぎても投資した分を回収できないリスクがあります。
どのくらいの費用をかけてリフォームするのか、またリフォームすることで入居者を増やしたり、家賃の設定からの収入増加を考慮する必要があるでしょう。
間取りや家賃下落に注意
家賃収入を増やしたいと思ってリフォームを考えても、構造が古いことから希望の間取りにならないことがあります。
人気がある間取りに変更したくても、構造上の限界があるのは事実です。
また建物が古いと、家賃下落のリスクもあります。
資産の価値が下がるだけでなく、融資を受けているなら返済の額が下がるリスクもあるのです。
年数が経過すると、今後の家賃下落にも注意しておきたいものです。
物件を選別して安定して収益を出そう
家賃収入を増やすためには、投資する物件を慎重に選択することが1番のキーポイントです。
もちろん空室対策をしたり、1棟所有を考えるなど、複数の収入を増やすための方法があります。
いろんな要素を組み合わせることで安定して収益を出せるようにしましょう。