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外国人の入居を受け入れて入居率を高める!受け入れの注意点とは

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日本の人口が減少していることから、賃貸などで空き家が増えていることが問題とされています。その反面、外国人入居者は増えています。そのため、外国人を入居者として受け入れることで、空室率を改善することが見込めるでしょう。この記事では、外国人を受け入れるべき理由と注意点を解説します。

外国人の入居を受け入れるべき理由

外国人を入居者として受け入れることには、いくつかのメリットがあります。
例として「インバウンド需要が増加」、「退去までの期間が長い」、「紹介で入居者が決まる」の3つにポイントを絞って詳細を見ていきましょう。

インバウンド需要の増加

少子化や人口減少から空き家が目立つことが多い日本ですが、日本を訪れる外国人は多くなっています。
顕著なものとしては、2019年4月の「改正入管法」です。
人手不足があるので、一定の専門性があったり、技能を持っていたりする外国人に在留資格を与える法律です。
政府としては、5年間で最大34万人を受け入れることを見込んでいます。
これだけの外国人が日本で滞在するなら、住居も必要になるので、賃貸を探すこととなるでしょう。
別の点として、インバウンドの需要があります。
2020年の東京オリンピックまでに訪日外国人が4000万人になることが目標とされています。
インバウンドの需要が増すことによって、宿泊施設が不足し、既存のビルがホテルになったり、賃貸の空き室を民泊にするケースもあるのです。
外国人が日本に滞在することで賃貸住宅の需要は増すので、賃貸市場にとってはプラスになる要素となるのです。

退去するまでの期間が長い

外国人は需要とマッチした物件であれば、長く入居してくれることがあります。
すべてのオーナーが外国人受け入れに好意的でないこともあり、外国人が入居できる物件は限りがあります。
その中でも自分に合った部屋を見つけるのは容易ではありません。
こうした要因もあり、一度入居してくれると、退去するまでの期間が長いという特徴があります。
もし子供がいる世帯なら、子どもの学校でのつながりから、長く入居してくれる可能性も高まります。

紹介などで他の入居者が決まる可能性

別の特徴として、紹介から他の入居者が決まる可能性もあります。
もし今住んでいる人が退去しても、同じ国の出身者での繋がりから他の人を紹介してくれることもあるのです。
外国人留学生などで知り合いが入居するケースが多数あります。
家財道具なども引き継ぐことが多くあるので、家財道具の残留問題も解決します。
もちろん今の入居者が退去しなくても、友達を紹介してくれることもあるでしょう。

外国人を受け入れる際の注意点

外国人の入居者を受け入れる際の注意点を抑えておき、スムーズに入居、滞在してもらえるようにしましょう。
3つの注意点を取り上げます。

家賃保証サービスの利用

オーナーとして、気になるのは家賃を滞納されることです。
まずは貸主に家賃保証サービスに加入してもらうことが必要です。
外国人に限らずとしても、家賃保証サービスを利用しているオーナーが多いですが、これにより家賃の滞納についての悩みが解消します。
もし、入居者からの家賃の入金がない場合には、保証会社が代位弁済してくれるからです。
会社によっては、外国語に対応できるものもあります。
日本に連帯保証人がいない外国人の場合には、保証会社へ加入することが必要でしょう。

外国人対応できる管理会社を利用する

外国人を受け入れるなら、外国人対応できる管理会社を利用するのも良い方法です。
もし、外国語を話せない管理会社であるなら、設備の使用方法や生活のルールなどを入居者に伝えることが難しくなります。
数か国語話せるスタッフがいたり、外国語でのマニュアルが用意されているなどの会社に管理を依頼するとデメリットを削減できます。

外国語の利用規約を用意する

契約書の中の規約などを外国語で用意することも大切です。
日本語で規約を用意しても、何が書かれているのか、何をすべきなのかを理解してもらうのは難しいものです。
そこで、外国語で注意事項などを記載しておくと良いでしょう。

外国人の入居を受け入れて入居率を高めよう

外国人を入居者として受け入れるなら、考えておくべき注意点があります。
しかし、外国人を受け入れることにはメリットもあるので、デメリットとなる点を排除していくことで新たな可能性を見つけることができるでしょう。
外国人の入居を受け入れて物件の入居率を高めていきましょう。

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