屋上有効活用をするべき理由
不動産投資をしていると、どうしても無駄なスペースになってしまうのが屋上です。
収益アップをするには、スペースを有効活用が欠かせません。
ビルやマンションの屋上は、平になっていることが多く、場合によって有効活用ができるスペースです。
木造の建築物ではここで取り上げる有効活用方法は難しいですが、鉄骨やRC構造なら取り入れられる方法がないか検討することで、賃貸収入を増やすことができます。
屋上有効活用する方法
屋上を有効活用するのにも、複数の方法があります。
建物の立地や大きさ、また需要の違いを考慮し、最適な方法を選択できるでしょう。
屋上庭園
屋上緑化する方法ですが、ヒートアイランド現象の軽減につながる方法です。
都市部では集中して気温が上昇することから、熱中症などの健康被害が生じることがあります。
投資効果としては、他の方法よりも期待はできませんが、入居促進などの貢献ができます。
もし貸し庭園として入居者に開放するならば、安定した収入にもつながります。
安全面での注意を図る必要がありますが、有効活用する方法として注目できる方法です。
太陽光発電
屋上がない建物でも、太陽光パネルであれば設置できます。
建物の電気代を節約するだけでなく、電気を売ることで収益を得ることができる方法です。
設置に初期投資が必要となりますが、定期的なメンテナンスをしているならば、長期間使用できるので利益を作りやすい方法です。
太陽光パネルの価格も、以前と比較するならば下がってきているので、屋上有効活用しやすいと言えます。
設置費用の元を取るまでの期間が長いので、発電量や電気の買取価格などを良く確認してからの導入がおすすめです。
看板の設置
立地条件によっては、看板の設置も考慮することができるでしょう。
立地条件と看板の大きさによって、収益は大きく変わります。
基本的には、業者に任せてしまうことが多く、スペースを貸すだけで収益が得られる方法です。
看板が設置できるかのポイントとなるのは、道路通行量が多く、歩行者がある道路沿いであることです。
広告訴求する人がイメージしやすい街というのも、広告設置の好条件となります。
携帯基地局のアンテナの設置
電波の基地局を建物の屋上に設置することで、毎月数万円の賃料を得ることができる方法。
おおよそですが、単身者向けの1室ほどの賃料が得られると考えられます。
しかし個人が簡単にアンテナを設置できるわけではありません。
5Gが新しい通信技術として注目されていますが、数多くのアンテナが必要です。
通信会社も必要になる基地局を計算しており、電波の状況によって必要になるエリアが異なるでしょう。
技術が進歩するにつれて、必要になるアンテナが増えるので、チャンスが広がる可能性が高い方法でもあります。
通信会社が興味を示して、契約に至った場合のみですので、すべての建物が対象というわけではないのがデメリットです。
しかし条件を満たしているならば、設置契約をするだけで、毎月の賃料が入ってくるアンテナ設置は、空き室のリスクを軽減できる方法として選択できます。
貸しスペース
入居者向けに貸しスペースとして提供することもできます。
時間貸しなどで、BBQをしたりするスペースにすれば、少しの収益が発生するでしょう。
屋上のスペースを活用するので、安全対策をしっかりする必要があるのは、考えておくべきポイントです。
オーナーのアイデアで家賃収入以外の利益を獲得できる方法です。
様々な屋上有効活用で収益が発生する
屋上有効活用の方法は複数あり、立地条件などを考慮して最適な方法を選択することで、毎月の収益を増やすことができます。
自分でアイデアを出して始めることができるもの、建物の所在地に影響されるものなどありますが、有効活用できる方法として覚えておくと良いでしょう。
自身が経営する不動産の中で、取り入れることを検討してみるのはいかがでしょうか?