個人家主に保証会社は必要と言える理由
不動会社などを通さずに、自分で土地や建物を貸し出す個人家主。
仲介料などがかからないので、収益を増やすことができると思っていても、リスクがあるのが懸念点。
個人家主は保証会社を利用する方が良いと言える理由があるのです。
・リスクの軽減
・入居者の幅が広がる
上記の2つの点が、主な理由です。
さらに詳しく見ていきましょう。
リスクの軽減
大家さんとして最大のリスクとなるのは、家賃の滞納です。
保証会社を利用することで、入居者に家賃の滞納があると、保証会社が立替をしてくれるのです。
立替が可能な期間は、1か月から数か月と会社によって異なりますが、滞納のリスクを大きく軽減できるのはメリットです。
また保証会社を利用することで、審査できるのもよいポイントです。
社会的に信用のある人を入居させることができるので、家賃の支払いが確実な人に貸し出すことができます。
滞納があると、滞納家賃の回収や退去通告をしたりするのが大変になります。
不動産経営で最も大きいとも言えるリスクを少なくできるのはメリットです。
入居者の幅が広がる
もう1つの理由は、入居者の幅が広がるという点です。
日本では高齢化社会になっていることや、外国人が増えていることから保証人を見つけるのが難しくなっています。
核家族が増えていたり、単身者が増えていることから、連帯保証人がいたとしても支払い能力がないなどのケースがあります。
滞納の際に支払い能力がない人を連帯保証人にしても、全く意味を成しません。
しかしだからと言って、高齢者なら入居させないというのでは、入居のチャンスがなくなります。
保証会社を利用することで、連帯保証人がいない人でも入居させれるので入居者の幅が広がるのです。
保証会社を選ぶ際のポイントは?
個人家主が保証会社を利用するポイントを見ていきましょう。
正しく保証会社を選ぶことで、不動産経営のリスクを軽減できるからです。
保証内容を確認する
まず保証内容の確認が必要となります。
一般的なのは滞納保証ですが、他にも一括借り上げや空室保証などのサービスを提供している会社もあります。
しかし一括借り上げや空室保証では、滞納保証のサービスとは少し種類が異なるのです。
基本的に保証会社が保証するものに含めているのは、入居者が家賃や共益費、また更新料などを滞納した場合に立て替えるというもの。
他に保証内に入っているものには、電気・水道代、ネット料金や残していったゴミの撤去費用があります。
上記のものが一般的な保証に含まれていますが、会社によって異なる可能性があるので、契約をする前に確認をしておきましょう。
また保証会社に加入する費用も入居者が払うことが一般的ですので、保険料がいくらになっているのかも確認します。
あまりにも高い費用になってしまうと、入居率が低下する可能性があるので、注意が必要です。
立替日数に注意する
別の保険会社を選ぶ際のポイントは、立替日数のことです。
立替が行われるのは、家主が保証会社に滞納報告を行ってから。
この滞納報告を行う免責期間が、どの会社を利用するかによって異なるのです。
賃料支払日から10日から80日ほどになっている会社が多くあります。
免責期間中に滞納報告をしなければ、立替が無効になってしまうので、貸主がチェックする必要があるのです。
また滞納報告をしてから、立替払いが行われるタイミングも保証会社によって異なります。
振込日がいつになっているか確認しておきましょう。
保証会社を利用することで個人家主のリスクを減らす
個人家主は直接契約できるので、仲介手数料がかからないというメリットがありますが、滞納のリスクがあります。
しかし保証会社を利用することで、社会的信用のある入居者に貸し出すことができ、滞納のリスクを軽減できるのです。
個人家主として経営していくのであれば、保証会社を利用することを検討してみるのをおすすめします。