室内で快適に過ごすのに欠かせないエアコンは、気が付かないうちに汚れているものです。自分で掃除したいと思っていても、どのようにすればよいのか分からないこともあります。
業者に依頼すると、コストが気になるので自分で掃除してみたい方もおられるでしょう。そこでこの記事では、自分でエアコンを掃除する方法や手順をご紹介します。
エアコン掃除をしないと悪影響がある
エアコンは日常的に使用するので、定期的に掃除しておきたいものです。特にカビが発生してしまうと健康に影響を及ぼしますし、ホコリによって効率低下してしまうからです。
カビによる影響
ルーバー部分やその奥にあるフィンにカビが発生してしまいがちです。気を付けていても、フィンやルーバーのカビは避けることができません。そのカビが風と共に蔓延してしまうのです。身体にカビの胞子を取り入れないためにも、定期的にエアコンの掃除をしてカビの発生を抑えましょう。
効率低下による電気代の増加
エアコンのフィルターにホコリが溜まってしまうと、目詰まりしてしまいます。フィルターが詰まっている状態では、通常運転よりも電力を消費してしまいます。
効率よくエアコンを使うためにも定期的な清掃は欠かせません。
自分でエアコンの掃除をする手順
自分でエアコンの掃除をする手順をご紹介しましょう。エアコンのパーツを外して清掃するなら、細かなところに詰まっているホコリを取り除くことができ気持ちよくエアコンを使えます。
1.養生する
エアコンの掃除をしようとすると、ホコリが舞ってしまいます。またもしスプレーなどを使って掃除するのであれば、汚れがエアコンの周囲に散ってしまうので、床や壁をビニールで覆っておきましょう。
新聞紙やビニール付きの養生テープなどを利用すると、しっかりと周りを覆うことができます。
2.脚立を用意する
エアコンのカバーを取り外すために脚立が必要となるでしょう。踏み台のように数段しかないものでも、十分な高さがある場合もあります。
作業をするので、足場がしっかりとしていることを確認しておきましょう。腕を伸ばしたときに、十分手が届くことを確認して作業に移行します。
3.コンセントを抜く
エアコンの掃除をする前に、コンセントを抜いているか確認します。電化製品のメンテナンスや清掃のときには、コンセントに接続されていると感電や漏電の恐れがあるので、電源がオンになっていないこと、コンセントから外されていることを念入りに確認しましょう。
4.本体カバーを取り外す
エアコンの本体カバーを取り外します。エアコンの全面のカバーは、上に持ち上げてから引き抜いたり、外側にずらしたりして取り外します。エアコンの機種によって異なるので、カバーの付け根の部分をよく確認しましょう。
またエアコン本体部分のカバーも取り外すことができますが、経年劣化しているとカバーの破損につながったり、表面カバーだけでも大部分のホコリを取り除けるので、無理する必要はありません。
5.フィルターを取り外す
フィルターを引き抜くような形で取り外します。フィルターが外れたなら、新聞紙などの上に置いて次の工程に移りましょう。
6.ルーバーを取り外す
ルーバーも取り外すと、ホコリを綺麗にできます。真ん中の部分を取り外してから、両端を外していきます。ルーバー自体を曲げるようなイメージで取り外すとよいでしょう。
7.ホコリを掃除機で吸う
フィルターやエアコン本体のホコリを掃除機で吸いましょう。大まかに落とせているだけで大丈夫ですが、ホコリを取っておくと水洗いしやすくなります。
8.カバーを洗う
エアコンのカバーを水洗いしましょう。硬いブラシで洗わないようにして、ホコリや汚れを落としていきます。
9.内部クリーナーをスプレーする
スプレータイプのクリーナーを利用するのであれば、取り付け前にスプレーしましょう。ドレンホースから汚れた水が出るのをよく確認しておきましょう。
10.パーツを取り付ける
カバーの水洗いができたのであれば、水気を切ってからパーツを元通り取り付けていきましょう。
まとめ
エアコンの掃除は、手順通りにすればそれほど難しいものではありません。自分で掃除することもできますが、フィンの奥の汚れやカビはプロの掃除によって落とせます。
自分で定期的に清掃していたとしても、時には業者に依頼してしっかり汚れを落として快適にエアコンを使いましょう。