ペットブームで猫を飼いたいという人も増えています。しかし賃貸で猫を飼う前には、どのような対策をすべきなのか、また猫の飼育が可能な物件を探す方法を知っておく必要があります。
ここでは賃貸で猫を飼いたい場合に知っておきたい5つのポイントをご紹介しましょう。
賃貸で猫を飼うときのポイント
賃貸で猫を飼う時のポイントは5つあります。
まずは猫の飼育で問題になりそうな部分の対策をすることです。さらに飼育に伴って気を配っておきたいポイントもあります。
床の汚れや傷対策をする
猫が歩き回る時に爪をしまっていますが、走るときには爪を出して走るので床が傷ついてしまう危険性があります。気づいたときには床に細い傷がたくさんあることもあるでしょう。
対策としてできるのはカーペットを敷くことです。猫が歩いたり、走ったりしそうな部分にはカーペットを敷いておくと傷を防止できます。
猫が毛づくろいをした後に毛玉を吐き出すことがあります。珍しいことではないですが、そのままにしておくと床が汚れてしまう原因になるでしょう。すぐに汚れを取り除くことができれば問題ありませんが、仕事から帰ってくるまで時間がかかることもあります。
カーペット敷いておくなら汚れ対策にもなるので、引越しをする前に床の汚れやキズ対策をしておきましょう。マンションなどの集合住宅なら、共有部分が爪で傷がつかないようにキャリーバッグなどを活用します。
爪とぎ対策をしておく
猫は爪とぎをするのが大好きで、壁やその他のものを使って爪とぎします。猫の本能なので、飼い主が爪を定期的に切っていたとしても、爪とぎは止めないでしょう。まずは猫を躾して爪とぎできるエリアを決めておきます。爪とぎの道具と場所を覚えてくれるなら他のもので爪とぎすることもないでしょう、
もちろん躾けがうまくいかない場合もあります。猫が爪とぎを好むのは爪が引っかかる部分です。そのため、爪とぎをしそうな壁には滑りやすいシートを貼っておくと壁を保護できます。 爪が引っかからないことを覚えると、爪とぎ器がある部分でのみ爪とぎをするようになるでしょう。
臭い対策をする
猫が砂があるトイレでおしっこをするので、基本的に臭いで困ることは少ないでしょう。綺麗好きな猫の方が多いので、決まったところでトイレをして、トイレのあとには砂をかけるので大きな問題になることは少ないです。
しかしトイレが汚れていたり、ストレスがあったりすると、トイレ以外でおしっこをしてしまうかもしれません。
トイレ周りにペットシーツを敷いておいたり、定期的にトイレの砂を替えておくことで猫の臭い対策ができます。
オス猫の場合は去勢していない猫の方が臭いがきついです。去勢手術は臭い対策にもなります。
脱走対策をする
猫を飼うときには脱走対策もしっかりとしておきましょう。玄関から飛び出してしまわないように戸締りをしっかりと行い、窓を開けるときにはリードを使うこともできます。集合住宅なら転落事故につながるかもしれませんので、十分に注意しましょう。
戸建であっても一度脱走してしまうと帰ってこないことも考えられるので、首輪に札をつけておくのも対策です。愛猫が脱走してしまわないように、また脱走した場合でもすぐに見つけられるようにしておくことは大切です。
避妊去勢手術をする
発情期に鳴き声をあげてしまうのは、躾けや飼育方法でコントロールできることではありません。避妊去勢手術をすることで不必要な妊娠を避けることができるだけでなく、発情期の泣き声を抑えることにもつながります。
オス猫であればマーキング対策にもなりますし、乳がんや生殖器の病気の予防でもあります。他のトラブルを避けるためにも、避妊去勢手術をしておくことを考えておけるでしょう。
まとめ
猫を飼い始める人も多くいますが、賃貸の物件に住むなら十分に注意しておきたいものです。事前にできる対策方法を講じておき、ペット可の物件でもトラブルに発展しないように気を付けておきましょう。
猫の行動や習性を理解しているなら、どのような点に注意すべきか理解できるので、トラブルなく猫と共に賃貸で生活できます。