1.こんなときに使えるトランクルーム
トランクルームは色々な使い方があります。
まずは、個人の場合、法人の場合に分けて、どんな目的で使用するかを考えましょう。
①個人の場合
個人の場合は、次のようなときにトランクルームが役立ちます。
・自宅に物が多く、趣味やコレクション品の収納・保管や普段使わない日用品を収納する
・転勤中や長期海外出張のため、持ち家を賃貸に出し、家財道具のしまう場所がないため、荷物保管場所として利用する
・家を建て替えているため、工事が終わるまで家財道具を搬出しなくてはならない
②法人の場合
法人の場合は書類の保管目的で使用し、これが大半を占めます。
近年、書類のデジタル化がすすんでいるものの、まだ紙の書類はたくさんあります。
法人の場合、特定の要件に該当している書類については、5年、7年など、長期に保管しなくてはいけないルールがありますので、捨てるわけにいかず、保管のための広いスペースが必要となってきます。
そのため、使用頻度が低い物品や書類の保管場所として利用するのです。
2.どんな人が利用しているの?何を預ける?
では、実際は、どんな人がどんなものを預けているのでしょうか。
①コレクションルームとして使う人もいる
個人の人の場合、大きいものが自宅にしまえない人が利用するのがもっとも多いようです。
家具、家財道具などが定番で、全体の約4割ちかくを占めています。
普段使わなが捨てるのはもったいないというソファやテーブルなど、大型家具をしまっておくのに便利です。
ひな人形や5月人形など、1年を通して数日程度しか使わない、季節行事用品の収納に利用している人も多いようです。
礼服や季節家電(扇風機や暖房器具)など、使う時期や回数が限定的な品物はトランクルームに預けておくとよいでしょう。
荷物を預けるのではなく、「自分だけの空間」が欲しくてトランクルームを借りる人も中にはいます。
絵画や骨とう品、ぬいぐるみ、フィギュアなどの趣味の品物をトランクルーム内にディスプレイするのです。
本人にとっては大事なコレクション品も、ほかの家族から邪魔なもの扱いされるときがあります。
トランクルーム内にディスプレイすれば、家族に白い目で見ずに、鑑賞できるので人気を集めています。
②ワンストップサービスで廃棄まで面倒見てくれるところも
最近では、書類に記載されている内容のデータ化、保存年限が切れた書類を廃棄など、単に書類を保管する場所を提供するのではなく、トータルでサーポートするトランクルーム業者が登場しています。
自社でこれらの作業をキチンと行おうとすると、かなりのコストがかかります。
トランクルーム業者にアウトソーシングすることでコストカットが図れ、高い人気を集めています。
個人利用者向けのトランクルームは、小さな物置やクローゼットのような形になっていることが多いですが、法人向けのものは、収納量が多いため、コンテナタイプになっているのが一般的です。
コンテナは、業者が所有している倉庫の中に積み上げられて保管されますので、いつでも中身を出仕入することはできません。
あらかじめ業者に予約を入れる必要があります。
3.おすすめのトランクルーム5選
①押入れ産業
(https://www.oshiire.co.jp/)
全国どこからでも段ボール1箱から、文書箱を預かってもらえます。
文書の集配、保管、廃棄までトータルに管理できる「WEBオーダーシステム」を採用。
超高速のスキャニングで大量の文書を短期間で電子化するので、活用の度合いに応じて電子化と保管を使い分けるこができます。
保存目的なら、押入れ産業文書保管倉庫で保存期限まで保管もできます。
屋内保管のトランクルームなので、真夏・真冬でも急激な温度変化はありません。
持ち出しができない書類等はお客様の現地でも作業を行えます。
コンテナの大きさはS、M、L、LHの種類。月額利用料金は7,000円~20,000円(税抜)程度となっています。
②ハローストレージ
(https://www.hello-storage.com/)
業界最大規模を誇るハローストレージ。
大阪にも97件もの物件があります。スタッフは常駐していませんが、警備会社により24時間警備が行われ敷かれ、場内灯設置やアスファルト舗装など、安全面に配慮がなされています。
荷物の出し入れは24時間可能です。
倉庫の広さは0.5帖~8帖程度、屋内、屋外、バイク専用タイプなどがあります。
1軒家型の屋内スペースがあるのは同社ならでは。
ニーズに合った広さ・タイプを選ぶことができます。
月額料金は1,650円~。初期費用として管理費・事務手数料などが必要です。
③宅トラ
(http://koshigaya-shouten.jp/osaka/)
宅配型のトランクルーム。
倉庫は郊外にあるため、安価です。
平米あたりの価格は2,709-円~となっています。
郊外に倉庫があっても自分で荷物を運ぶ必要がないため、ストレスになりません。
倉庫内の温度は20~25℃、湿度は55~65%に保ち、大切な荷物を守ります。
宅配業者はクロネコヤマトのみ。
荷物の保管管理や運搬は、全てクロネコヤマトで行います。
大型荷物も保管可能です。
保管できる荷物は、ダンボールから大型荷物まで幅広く対応可能です。
ウェブ上で料金がシミュレーションできるのも便利です。
ベッド、ソファ、冷蔵庫、洗濯機など、保管したいものを一覧から選び、数量を指定すると、目安料金をタイプ別に表示されます。
④サマリーポケット
(https://pocket.sumally.com/)
1箱250円〜のお手頃価格で預けられる、宅配型のトランクルーム。
ダンボール(専用BOX)に入らない、大きな家具や家電は保管できませんが、スマホで商品を管理できるようなシステムを採用しています。
宅配型のトランクサービスでありながら、翌日には取り出しできるスピーディーさも人気の秘密です。
荷物の搬入出は業者が行うので、セキュリティ面を考えたとき安心です。
1箱あたりワンコイン。
格安料金で保管できるので多くの人が使っています。
契約期間に制限が無いので、段ボール1箱分だけ1週間だけ預かってほしいときにも便利です。
4.まとめ
トランクルームを選ぶときのポイントは、「場所」「料金」「設備」のうちのどれを最優先するかを決めることです。
和服やコートなどを保管する場合は、設備を優先します。
空調設備が整っていないと、カビや虫が発生し、生地を傷めてしまうからです。
必要になった際にはいつでも取り出せるようなトランクルームであることも重視しましょう。
防災用品や貴重品などは、自宅から少し離れた家族が集合しやすい場所を選ぶことが大切。
場所を優先しましょう。
自宅のすぐ近くではリスク分散の意味がなくなってしまいます。
セキュリティ面がしっかりしたトランクルームであるかの確認もすべきです。
法人利用の場合は長期間保管しておくケースが多いので、価格を重視すべきです。
書類の電子化を行っているなど、業務をアウトソーシングできるかも判断のポイントとなります。
まずは、どんな使い方で利用したいかを考え、次に、コストのかからない業者を探しましょう。