家庭菜園をしてみたいと思っていても、賃貸物件ではできないと考えているかもしれません。畑付きアパートなら、賃貸住宅でも家庭菜園を楽しめます。しかし通常の物件とは異なって、畑付きアパートは多くはありません。
そこでこの記事では、畑付きアパートの詳細や探し方、さらに注意点まで解説します。
畑付きアパートとは?
畑付きアパートは、名前の通り畑がついている賃貸住宅です。
畑付きアパートでも、住戸に専用の畑が付属している物件やテラスハウスとなっていて専有の畑スペースが用意されているタイプがあります。
畑付きアパート
畑付きアパートは、通常のアパートと同様ですが、各住戸用の畑が付属しています。家庭菜園が人気となっているので、都心部にも築年数が浅い物件があったりします。
また築年数が経過した物件でも、リフォームされている物件なら、設備が新しいものになっているので快適に生活できるでしょう。
畑付きテラスハウス
畑付きテラスハウスは、住宅が繋がっているテラスハウスに専有の畑が付属しています。テラスハウスの形状から、各住戸の前、もしくは後ろに専有のスペースがあります。専有部分が畑になっているので、家庭菜園を楽しめるのです。
畑付きアパートの探し方
畑付きアパートは物件数が多くないので、一般的に出回ることは少なく、探していても見つけることが難しいでしょう。不動産会社に畑付き物件を希望していると伝えても、見つけるのは簡単ではありません。
もし畑付きアパートを探しているのであれば、インターネット上のサイトで「畑付き」などのキーワードを入力して検索してみることをおすすめします。工務店などによっては自社サイトで畑付きアパートの建設状況を紹介して、入居者を募集していることがあります。
畑付きアパートやテラスハウスは、他の物件と比較して付加価値があるので、高めの相場となっています。その理由は、畑付きアパートは築浅物件になっていたり、リフォームされているケースが多いからです。
もちろんアパートだけでなく、賃貸の一戸建て住宅を選択肢に含めるなら、選択肢や家賃の幅が広がるでしょう。入居を希望する地域の工務店などが、畑付き賃貸物件を取り扱っていないか確認してみるとよいでしょう。
畑付きアパートの注意点
畑付きアパートを探しているなら注意しておきたいポイントをご紹介します。家庭菜園ができる物件が見つかったと思っても、実際に住んだときには手入れをする必要があるなど、手間を考えておかなければいけないからです。
手入れの必要がある
畑が大きければ大きいほど、手入れをする必要が増えます。雑草が生えるスペースが広いので、草取りなど畑の手入れを行う必要があるでしょう。
もちろん家庭菜園を行うのであれば、土壌の手入れなどをすることが多くなりますが、畑を休んでいるときに雑草が生えてくることもあるでしょう。
常に家庭菜園を行うのであれば問題ないですが、使用しないときのことを考えておかなければいけません。
土埃が舞う可能性がある
アパートの1階部分なら、土埃が舞う可能性があることも考えておきましょう。風があるときに窓を開けると、土が入ってきたり、洗濯物についてしまうことがあります。
2階に住居があったり、テラスハウスタイプで2階で洗濯物が干せるのであれば問題ありませんが、物件の間取りによっては土埃の影響があるでしょう。
物件によっては畑がついていない場合も
物件によってはすべての住戸に畑がついていないこともあります。たとえばテラスハウスタイプで、一部の物件にのみ畑が付属している場合などです。
「やっと見つけた」と思っていても、その物件にのみ畑がついていなかったというケースもあるので、条件をよく確認しておきましょう。
まとめ
畑付きアパートは、家庭菜園の人気と共に注目されている賃貸物件のタイプです。数も多くなく人気があるので募集されてもすぐに埋まってしまう可能性があります。
もしアパートで畑付きが見つからないなら、十分なスペースがある一戸建ての賃貸を探すという選択もできるでしょう。条件にあった畑付きアパートを探して、家庭菜園を楽しみましょう。