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不動産管理

【不動産】管理会社へ直接申し込みする方法【家賃を値切れるのか】

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こんな方にオススメの記事です。

これから引っ越しを考えている。お気に入りの物件を見つけさて引っ越しをしようと思ったけど、友人から不動産会社の仲介料の話を聞いてしまった。要するに、不動産屋から申し込みをすると家賃のうちのいくらかが不動産屋にキックバックされているようだ。

それを回避する手段として、物件の大家さん、もしくは管理会社に直接申込する方法があるらしいが、本当に安心なのか疑問である。初期費用をちょっとケチっただけでトラブルのは嫌だし、、とはいえ、裏側を知ってしまった今としては、どうしても節約したいと考えてしまう・・・。

どうですか?
当てはまる場合は読み進めてください。

1.管理会社 or 大家さんへ直接申し込みすると手数料が安くなるのか?


残念なことに、 仲介手数料が全く取られない、とは言い切れません。0円~家賃の1ヶ月分といった範囲で要求されると思っていた方がいいでしょう。

不動産会社を通すと手数料が増える仕組み解説

突然ですが、みなさんがスーパーで野菜を買う場合、スーパーで売ってる野菜の値段は、卸市場等で売ってる値段よりも高いですよね。スーパー、卸市場、どちらでも野菜を買う事はできます。価格の違いは間に入る業者の数で変わります。(農家-卸業者-スーパー-消費者)

賃貸でも同じようなことが言えます。住む部屋をオーナーから借りるが、その間に管理会社と不動産仲介会社が入っているというイメージです。

賃貸契約を結ぶ際、管理会社やオーナーに直接申し込みをする場合はどうなる?

少しは手数料を下げてもらえる可能性があります。ただ、契約書の作成、鍵の交換の手配など、契約を結ぶに際して行うべきことは変わりませんので、必ず下げてもらえるとは言い切れません。オーナーが管理会社にすべて任せられている場合などは、直接オーナーに申し込むことはかないません。

※裏事情ですが、実際には賃貸契約を結ぶ際、不動産仲介会社をとばすことで、オーナーとしての費用である不動産仲介会社に支払う広告料(賃料の何ヶ月分)が必要なくなり、申込者様に請求する仲介手数料が少なくても問題なくなります。(オーナーは生業を賃貸経営行を生業としています。仲介業を生業としていません。)

直接申し込みのデメリットとは

手間がかかる、時間がかかる、めんどう、ということになること。
通常であれば不動産仲介会社さんが、やってくれていたことを自身でするという事なので、仲介会社さんが行っていた分の手間と時間とめんどうが直接かかってくることになります。

「事務手続きは楽勝だぜ!」という人であればOKですが、気が引ける、時間がない、めんどうなことをするのはちょっと敬遠希望という人はあきらめましょう。

2.管理会社に直接申し込みする以外の節約方法、それは交渉です。


礼金、賃料は値交渉できることがあります。ただ、貸す側にその気がなければ値交渉することはできません。相手あってのことなのでそれはご了承ください。

入居希望者を募っているそのままの家賃・礼金・敷金で入居者さんに住んで頂いても、部屋を自分のもののように好き勝手に使って、すぐに出て行かれてしまっては、ひとたまりもありません。

逆に、礼金、賃料の値交渉にのって、物件を気に入ってもらえている人に大事に長く住んでもらう方がいいのです。物件を大事に使うという前提での値交渉は、どんどんして下さい。

希望は伝えるべきです。「礼金の額を下げて欲しいのだけれど、礼金をなくしてほしいのだけれど、毎月の賃料を少し減額して欲しいのだけれど」などなど要求をしないとなにも得られません。

具体的な交渉テクニックとは

申込者さまの状況を正直にお話しするのがいいと思います。
例を下記にいくつ挙げます。ご参考まで。

  • 何件か見て回ったが、一番よかった。少し予算オーバーとなってしまっているので、毎月の支払い賃料を数千円負けてもらえないか。
  • 社会人になり職場が実家から離れているため職場の近くに引っ越そうと考えている。
  • 3年間ほどは住む予定。その後は転勤などの可能性があるためいつまでお借りさせて頂くか、はっきりとしない。お給料のこともあるが、まだまだ若いため貯金も考えたいので、毎月支払いの賃料を数千円負けてほしい。

  • 似たような物件があれば、その物件を引き合いに出して)ほかの物件も見たが、グレードが同等の物件と比べて高いので下げてほしいとの希望を伝える。
  • (礼金を)予算として考えていなかった。お金の準備が難しいので減額の希望をする。

いずれの場合でも、この部屋に住むという強い意志の元で、交渉に望んでください!

まとめ:貸す側も人間、借りる側も人間です


どんなことにも言えることではありますが、傍若無人にふるまう事はしてはいけません。
物件を貸す借りるの契約(賃貸借契約)になるので、貸す側が提示している条件を自分の希望の条件にしてもらうために、交渉事はどんどんするのがいいです。

しかし、常識から逸した交渉など誠実さを欠く事はしてはいけません。どこまでが常識の範囲かという基準はありませんが、ご自身が貸す側になった場合、言われても平気な範囲と無茶苦茶言われて、困る範囲があるかと思います。自身が貸す側になったケースを想像することは難しいことであるかと思いますが、そういう気遣いも大事です。

また、人のものを貸してもらうという事実をきちんと認識しましょう。たくさんの方が賃貸マンションに住まわれていて、マンション住まいが当然のことになりつつある時代ですが、私が管理会社で勤めているからという事もあるかと思いますが、借りている側の貸して貰っているという感謝の気持ちが欠如しているように感じます。

貸す側は、「住んでくれてありがとう。」
借りる側は、「貸してくれてありがとう。」

という気持ちが必要だと思います。私も賃貸マンションに住んでいますのでこの気持ちを忘れないでいたいものです。

北川 謙吾

五條たなかの柿の葉寿司で有名な奈良県五條市の山奥で育った、真面目男子。以前は証券会社で務めていて、不動産業界は2年目。父が現場仕事をしていた事や、家では薪ストーブを焚いて暖を取るといった環境で育った為、身の回りの事はなんでも取り組もうとする性格!! 緊急の現場には業者さんが来るまで被害が大きくならないよう駆けつけ、対応する身軽さを売りに入居者、オーナーに不安を抱かせまいと頑張っています。女家族で育ったため、主婦的視点も持ち合わせ、興味関心事は多岐にわたります。独自の価値観から多様な切り口で記事を執筆したいと考えている。

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