不動産投資先として、アジアも注目されています。日本から近い距離にあり、不動産の価格も手頃なことが特徴ですが、考慮しておくべきポイントもあります。この記事では、アジアの不動産投資事情をまとめていきます。各国の特徴を理解しておくことで、投資先を適切に見極めることにつながるでしょう。
アジアの不動産投資の方向性
高い利回りや不動産が値上がりすることが期待されているのがアジアの不動産投資市場です。
経済成長も盛んな国も多いので、インフラの整備と共に、不動産が上昇し続けることが期待され、特徴を抑えて投資することで、より高いリターンを得ることも期待できます。
また、海外に不動産投資をすることは、日本の通貨以外に分散することになるので、リスクを分散することにも役立ちます。
しかし、日本の常識が通らないことや国ごとに政策が異なることから、外国人が海外不動産投資を行う際のポイントは異なります。
次の見出しからは、4つの国での、不動産投資の特徴を見ていきます。
タイ
タイでは、首都であるバンコクが発展しているので、これからの成長が期待されます。
日本と同じように、車も多くビルなどの構想建造物も多いのが特徴です。
高速鉄道の建設も予定されていることから、今後の価格上昇も見込まれるでしょう。
住宅需要は高く、投資としてよりも自宅として住む方の不動産需要が伸びています。
経済成長は引き続き上昇していることや、中間所得層が増えているので、今後に期待できるエリアです。
しかし、コンドミニアムの競争が激しくなっているので、どのように市場が変化するのか注目する必要があります。
タイの不動産情報については、下記の記事もご覧ください。
ベトナム
ベトナムは、まさに経済成長の真っただ中にあり、盛り上がりがあります。
2015年から外国人も不動産投資を行えるようになり、成長が見込まれるエリアでの投資が狙い目です。
また、海外投資額も増えており、多くの投資家が注目していることも理解できます。
2017年に動きが落ち着きましたが、引き続き不動産の需要は向上しています。
中間所得層も増える見込みで、不動産需要がこれからも続くことが予想されます。
その中で、急激に物件価格が上昇しているので、市場が鈍化することが懸念材料となります。
ベトナムの不動産情報については、下記の記事もご覧ください。
フィリピン
フィリピンは、アジアの中でも出生率も高く、人口増加が期待されている国です。
注目されている5つのエリアを中心として、不動産投資が積極的に行われているエリアです。
また、財閥によってしっかり管理されているエリアが多いので、住宅価値が上昇し続けています。
識字率が高いことや、英語が通じることから、世界の企業の業務が移されています。
特にセブなどでは、ビジネスの分野でも不動産需要があります。
国全体としては、安定した経済成長が魅力です。
アジアでよくある建設の遅れや、管理運営をどうするのかというデメリットをクリアできるなら、おすすめの投資先となります。
フィリピンの不動産情報について下記の記事もご覧ください。
マレーシア
マレーシアでは、外国人も不動産投資しやすいのが特徴です。
日本人が長期滞在するのに人気なほど、過ごしやすい国です。
不動産の利回りとして、高いとは決して言えないので、エリアを選別する重要性が高い国でもあります。
他の投資家が損切りのために物件を売却する時など、思わぬ価格で購入できることもあります。
購入後のサポートの問題や、政策がどのように変化するという懸念点はありますが、安定した人気がある不動産投資先です。
マレーシアの不動産情報については下記の記事もご覧ください。
ミドルリスクミドルリターンが特徴的なアジア市場
全体的に見てみると、アジアで不動産投資をするには、ミドルリスクミドルリターンがあるエリアが多いです。
日本よりは物件価格が安いのですが、政策の問題や運営管理をどのようにするのかという点は、クリアすべきポイントです。
しかし、海外不動産投資先として、依然注目すべきエリアです。