毎日テントで、キャンプをしながら過ごしている方以外、不動産は身近なものです。私たちは不動産という住居がなければ、住むところがありません。そのような、あって当たり前の不動産ですが、不動産や不動産会社についてあまり知らないことが多いです。
そのため、不動産について勉強するために専門書を読んでみることもおすすめです。しかし難しい単語が多く、今まで不動産に携わったことがなければすらすら読むのはかなり骨の折れる作業になることでしょう。
そこでこの記事では、気軽な気持ちで不動産について知ることができる漫画を紹介します。絵が多く、物語で進んでいくので、不動産に対する知識が全くゼロであっても自然に理解が深まります。
不動産の漫画おすすめ4選
では早速不動産を身近に感じられる漫画4選を紹介していきます。
1.正直不動産
正直不動産 【作品TOP】
小学館の青年コミック誌5誌の公式サイト【ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)】の作品紹介ページです。ビッグコミック・ビッグコミックオリジナル・ビッグコミックスペリオール・ビッグコミック週刊スピリッツ・ビッグコミック月刊スピリッツの合同サイト【ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)】!!
今話題になっている不動産の漫画が「正直不動産」です。あなたは「不動産屋」という言葉にどのようなイメージがありますか。
「ツーブロック角刈りの怖い人が出てきそう」「しつこく、強引に営業されそう」「良くない物件を勧められそう」
もしかすると、こんな印象を持っているかもしれません。実際には「普通」な「怖くない」人たちが多いのですが、一部、あなたのイメージする怖い不動産屋さんという方も存在します。
この漫画では、その「怖い不動産屋さん」に焦点をあてた漫画です。
主人公はもともと嘘を言わないのですが、それでも「不利になること」はとことん隠して家を売っていました。しかし、ある地鎮祭で辛気くさくてお客さんの印象が悪くなるという理由で石碑を壊したときから、本当のことしか言えなくなってしまいました。そのため、これまで隠していた事実も全部喋ってしまいます。
するとどうなるのか、というお話です。
漫画の紹介文には、「不動産屋の裏側、全部ぶっちゃけます。」とあるように、実際に不動産会社で働かなければ見えてこないところが読めます。スカッとする話も多いので楽しみながら不動産屋について知ることができるでしょう。
原案担当者はあの詐欺をテーマにした「クロサギ」の原案を担当された夏原武さんですので、クロサギが好きだった方も楽しんで読めます。
2.吉祥寺だけが住みたい街ですか?
漫画『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』公式ページ « ヤングマガジン公式サイト|無料試し読みと作品情報満載!
街ぶらラブなお引っ越しマンガ!
住みたい街No.1として有名な吉祥寺で不動産仲介業を営む双子、都子と富子。双子は吉祥寺に憧れを抱いてやってくる女性客にフレンドリー&パンクな接客で、本当に住みたい街を紹介していく。今まで紹介した街は、雑司が谷、五反田、錦糸町など。
吉祥寺だけが住みたい街ですか?は2016年10月にドラマ化され、テレビ東京をはじめとした各テレビ局で放送されるほどの人気漫画です。
この漫画は住みたい街No.1に何度もランクインする吉祥寺で不動産仲介業を営む双子の都子と富子が主人公です。誰もが憧れる吉祥寺。しかし、主人公の2人は「普通の街」となっていく吉祥寺に不満がありました。
そんななか、毎日のように吉祥寺に憧れを持つお客さんが都子と富子のもとに表れます。2人はフレンドリー&パンクな接客で、「ほぼ強制的に」吉祥寺以外の街を紹介していきます。そしてお客さんたちは、その強引さに戸惑いながらも吉祥寺以外の本当に住みたい物件を見つけていきます。
正直不動産が不動産屋の「闇」の部分に焦点をあてたとすれば、これは対局の「光」の部分に焦点をあてたような心温まる物語です。物件を探すときの人の心理についても読みとれるので、不動産投資をするときの物件選びにも役立ちます。
都内住みであれば、読むとその街に住みたくなるかもしれません。
3.なぎとのどかの萌える不動産
「なぎとのどかの萌える不動産」既刊一覧 講談社コミックプラス
アルバイトとして働いていた会社が倒産し、アパートを追い出されることになったのどかは、偶然出会った幼なじみのなぎに誘われて「萌える不動産」で働くことになりました。
物語は不動産の知識や裏側がわかるというよりも、家を探す「人」、紹介する「人」に主軸がおかれたもので読み物として楽しめるものです。人と家をつなぐというテーマで、人にとってどれだけ家が大切な場所なのかということを再認識させてくれます。
家を探す人それぞれにある物語にも注目の人情味あふれる作品です。
わずか2巻で完結してしまうのが惜しまれますが、さらっと読めるのでぜひ読んでみてください。
4.カブキの不動
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漫画の舞台は歌舞伎町。不動産屋の店主、不動大介が不動産をテーマに歌舞伎町で起こる数々の問題を解決していきます。ときには暴力を使って解決することもある、アウトローな漫画です。
もちろんすべてが「ありえない事例」ではありません。取り壊すことが決まっている物件にわざと住み、立ち退き料を請求してくる入居者にどう対処するのか。それは普通に不動産業を営んでいてもあり得る話です。そこは実際に不動産会社で働いている方も漫画だから誇張しているというわけではなく、「もしそうなったら」というような視点で読むことができます。
日常ではあまり遭遇することのない訳ありな人たちがよく訪れる不動産屋。不動産会社で働いていれば、「こんなこともあるよな。」と共感してもらいながら、不動産会社の人でなければ「こんなこともあるのか。」と驚きを持ちながら読み進められます。
店主の機転でトラブルを解決するシナリオも楽しめます。3巻で打ち切りになってしまったのが残念なくらいです。
5.不動産知識がなくても漫画読んでみよう!
全く知識ゼロの人でも不動産や不動産業界のことについて知ることができる漫画を紹介しました。直接知り合いがいなければあまり知ることがない不動産業界の裏側についても漫画で疑似体験できます。
もちろん漫画ならではの表現で、現実ではあり得ないものも描かれていますが、イメージをつかみたいときの漫画はおすすめです。こうした漫画を読むことで、街を見る目も変わって新しい楽しみができるでしょう。