入居者だけでなく不動産投資家にとっても、安定して不動産運営するのに大切な役割を果たす管理会社選びは重要です。
そこで、この記事では不動産管理会社ランキングから、おすすめの管理会社を見ていきます。
管理戸数ランキング
公益財団法人の「不動産流通推進センター」は、不動産業統計集を発表しています。2019年の統計も発表されていますので、最新の情報からどのような結果になっているのか見ていきましょう。
まずは、管理戸数のランキングは以下の結果です。
1位 日本ハウズイング 4418,774戸
2位 大京アステージ 428,633戸
3位 東急コミュニティ 338,581戸
4位 三菱地所コミュニティ 334,601戸
5位 長谷工コミュニティ 275,084戸
6位 大和ライフネクスト 265,512戸
7位 三井不動産レジデンシャルサービス 205,426戸
8位 合人社計画研究所 204,652戸
9位 住友不動産建設サービス 190,721戸
10位 コミュニティワン 163,916戸
11位 日本総合住生活 160,977戸
12位 野村不動産パートナーズ 159,784戸
13位 あなぶきハウジングサービス 121,930戸
14位 穴吹コミュニティ 107,889戸
15位 伊藤忠アーバンコミュニティ 106,908戸
上位の会社は、2018年のランキングと変化がありませんでした。しかし、15位に伊藤忠アーバンコミュニティが来ていることや、あなぶきハウジングサービスが管理戸数を約3万5千戸増やしていることは注目です。
ランキング全体を通してみると、どの企業も微増程度にとどまっている中で、あなぶきハウジングサービスの管理戸数の増加率は大きいものです。少子高齢化によって賃貸市場が縮小する流れは予想されていますが、ランキングの結果からは微増と言えます。
不動産売買ランキング
不動産会社には、賃貸の仲介や物件管理ではなく、売買が得意だという会社もあります。もちろん会社によって特徴が異なっているので、珍しいことではないでしょう。
特に売買に関して、2019年のランキングはどのように変化しているでしょうか?
1位 三井のリハウス 41,533件
2位 住友不動産販売 37,643件
3位 センチュリーグループ 26,787件
4位 東急リバブル 25,570件
5位 野村不動産グループ 8,922件
6位 三井住友トラスト不動産 7,935件
7位 イエステーション 7,728件
8位 大京グループ 6,580件
9位 三菱UFJ不動産販売 5,569件
10位 東宝ハウスグループ 4,708件
11位 近鉄不動産 4,34件
12位 大成有楽不動産販売グループ 4,029件
13位 みずほ不動産販売 4,125件
14位 住友林業ホームサービス 4,227件
15位 大和ハウスグループ 3,552件
16位 ポラスグループ・中央住宅 2,251件
1位には昨年同様に、三井のリハウスが入っています。認知度が高いこともあり、取引数を伸ばしているようです。
ランキング下位では少しの入れ替わりがありますが、取引数の大きな変動はありません。
管理会社満足度調査ランキング
管理会社満足度ランキングは、スタイルアクト株式会社によって行われています。あくまでも入居者の事をベースにランキングされているので、入居者や投資家が感じている内容に近いでしょう。
実績などの数だけでなく、感じ方がベースになっているので入れ替わりがあるランキングでもあります。
1位 野村不動産パートナーズ
2位 三井不動産レジテンシャルサービス
3位 東京建物アメニティサポート
4位 穴吹コミュニティ
5位 住友不動産建物サービス
6位 長谷コミュニティ
7位 三菱地所コミュニティ
7位 伊藤忠アーバンコミュニティ
9位 東急コミュニティー
10位 近鉄住宅管理
10位 住商建物
全体の1位になったのは、昨年も1位の野村不動産パートナーズです。
管理人や管理会社としても対応もよく、コストも良いとバランスがとれていることがランクインの理由でしょう。
2位の三井不動産レジデンシャルサービスでは、管理人の項目で大きなポイントを挙げています。対応の早さや言葉遣い、勤務時間などの項目でポイントが多くなっています。
人間性で好感が持てるように、教育されている結果となるでしょう。
自分に合った管理会社を見つける方法とは?
自分が所有する不動産の管理会社を探す際には、こうしたランキング結果も参考にできます。会社によって、管理が得意なのか、仲介が得意なのかが異なるからです。
インターネットの口コミも参考にできますが、このようなランキングを参考にしていくと実際のサービスや実績の比較ができます。
まとめ
2019年のランキング結果を見ても、入れ替わりがある点があることが分かります。
ご自身が検討している会社の結果を見ていくと、どのような特徴がある会社なのか理解できます。不動産の特徴に合わせて、管理会社を選んでいきましょう。