アメリカでの不動産投資を考慮する方におすすめな土地、カリフォルニア州。温暖な気候で、住宅価値も上昇傾向にあります。しかし、不動産投資をする前には、様々な情報を集める必要があります。本記事では、カリフォルニアの不動産投資の最新情報とともに、メリット・デメリットを解説します。
カリフォルニアで不動産投資をするメリットとは?
カリフォルニアで不動産投資をするメリットを見ていきましょう。ポイントとなるのはこの3つです。
- 経済が発展していること
- 人口が増加していること
- 治安の良さと教育水準が高いこと
上記のポイントがどのように不動産投資に影響を与えているのかを解説します。それでは詳しく見ていきましょう。
カリフォルニアの経済
注目したいポイントの1つ目は、カリフォルニアの経済規模が大きいということです。国内総生産(GDP)は世界の国と比較しても5番目に大きな規模となっています。2017年のGDPは、約2兆7470億ドルとなっており、前年比較で3.4%上昇しています。
カリフォルニアには多くの産業があり、テクノロジーだけでなく、エンターテインメントや農業などの経済も発展しています。経済の発展は住宅需要の増加にも繋がるので、不動産投資に追い風となるのです。
人口が増加傾向にある
カリフォルニアは、経済も成長していることから、人口が増加傾向にあります。2016年7月までのデータになりますが、米国勢調査局が発表したデータでは、カリフォルニア州では22万9000人の増加が見られました。
カリフォルニア州のサンフランシスコでは、生活費が高騰していることから、人口流出の傾向があります。そのようなこともあって、人口増加がこれまでと比較すると鈍化しているのは否めませんが、それでも増加し続けているのは事実です。
治安の良さと教育レベルが高さ
カリフォルニア州には、治安が良いことや教育レベルが高いという特徴があります。治安の良さで言えば、ロサンゼルス・サウスベイエリアや観光地でもあるロングビーチなどが有名でしょう。日本人が住んでいる地域もあり、治安の良さは住みやすい環境を作り出しています。
教育についてでいうと、カリフォルニア州の北部では特に教育レベルが高いとされています。カリフォルニア州は、学校や大学の数が多いこともあり、自分に合った学校を選びやすく、難易度の高い大学もあるのが特徴です。例えば、カリフォルニア大学ロサンゼルス校は、トップクラスの大学であり、ノーベル賞受賞者や著名人も輩出しています。
カリフォルニアで不動産投資をするリスク
カリフォルニアで不動産投資をするリスクも見ておきましょう。家賃統制法案や自然災害、また過剰供給などが懸念されるリスクとなります。
家賃統制法案
カリフォルニア州は賃料が高いこともあり、家賃統制法の是非について議論されてきました。2018年にはこの法律は否決されましたが、住宅の危機問題をどのように脱却するかは議論され続けています。
他の州と比較をするとカリフォルニア州の賃料は50%ほど高く、家賃統制法案を支持している人も多いので、今後の動向に注目すべきです。
自然災害多発のリスク
カリフォルニア州には自然災害多発のリスクがあります。これはアメリカならどこにでもあるリスクですが、南部の州では6月から11月がハリケーンが多くなるシーズンです。
また乾燥している時には、森林火災のリスクがあることも覚えておきましょう。もちろん自然災害のリスクは、投資家としてコントロールできるものではありません。保険に加入するなど、少しでも対策をとりましょう。
住宅過剰供給による価格下落
最後のポイントは、価格下落の懸念です。現状としては、カリフォルニアの住宅価格は上昇傾向にあります。
しかし、何らかの理由により、住宅価格が下落することはあり得ます。住宅価格の上昇はメリットなのですが、一方でデメリットにもなり得るということを覚えておきましょう。
カリフォルニアは不動産投資の魅力が満載
カリフォルニアは、不動産投資にもぴったりのスポットです。経済も成長していることや、人口が伸びていることなど、不動産投資に有利な点が多数あります。本記事で取り上げたような、メリットとデメリットを考慮して、不動産投資を検討してみるのはいかがでしょうか?