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San Diego, California cityscape seen at sunset

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【海外不動産投資】カリフォルニアの2020年情報まとめ

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アメリカの中でも最も人口が多い州であるカリフォルニアでは、人口増加があることや大企業の本社があることから、高い水準の地域が多くあります。日本よりも広いエリアでたくさんの不動産投資物件から選択できるのも魅力です。

この記事では、カリフォルニアの2020年の不動産投資状況を詳しくご紹介します。

【2020年】カリフォルニアの不動産投資状況

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2020年のカルフォルニア州の不動産投資市場では、コロナの影響で市場落ち込みましたが、2020年4月に入ってから物件価格が上昇してきた流れがあります。販売件数は減少している傾向がありますが、不動産市場が回復してきたといえるでしょう。

カリフォルニアの物件価格は上昇傾向

カリフォルニア州ロサンゼルスでは、コロナウイルス感染防止のための外出禁止令が敷かれたことにより、不動産市場の冷え込みがありましたが、6月以降に回復した傾向があります。

2020年8月になると前年比で約4.4%増になるまで回復しています。ロサンゼルスでは住宅価格が上昇し続けており、コロナによる影響から回復して今後も回復する予測ができるでしょう。不動産市場の変化に注目です。

販売件数は減少

物件価格が上昇している傾向の一方で、不動産販売件数が減少したことは注目に値します。2020年5月の住宅販売件数は2007年11月以来の減少率で、右肩上がりだった販売件数と価格が落ち込みを見せました。

物件価格は回復傾向にあるものの、長年に渡って落ち込みがなかった販売件数が落ち込んだことは大きな影響を与えています。物件価格は回復しているので、今後販売件数が回復するのかに注目です。

家賃の下落が進んでいる

2020年10月に入ってからは、カリフォルニア州のサンフランシスコでの家賃下落が顕著になっています。ワンルームタイプの部屋では、家賃中央値が前年同月比でマイナス31%の2,285ドルになりました。

また1ベッドルームはマイナス24.2%の2,873ドルです。2ベッドルームではマイナス21.3%の3,931ドルとなりました。3カテゴリーすべてで家賃の下落が進んでいます。テック産業が多く集まっているエリアなので、住宅費が高騰していたエリアですが、コロナによる影響で家賃の下落が進んでいます。

カリフォルニアの不動産投資の注意点

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カリフォルニアで不動産投資をする際に注意しておきたいポイントを見ていきましょう。コロナによる影響もありますが、自然災害や働き方が変わったことによる需要の変化にも注意したいものです。

山火事などの自然災害のリスク

カリフォルニアでは、2020年8月に大規模な山火事が発生しており、ロサンゼルスの不動産市場にも影響を与えています。一部のエリアで送電線への電力供給が遮断されるなどしました。

エリアによって直接的な被害が出ていないところもあるものの、自然災害が発生するリスクは考えておく必要があります。

人口流出のリスクもある

大企業が集まっているカリフォルニア州ですが、働き方が変わってから周辺に住まなくても仕事ができる人たちが移動する現象もあります。シリコンバレーへの通勤圏内で、他州への移住を考えている人たちがいるのです。

ロサンゼルスでは失業率が高くなっており、住宅を売却して他のエリアに移動することも考えるのでしょう。オフィススペースの需要が少なくなったことから、オフィス建設も減少すると考えられています。人口が減少すると、住宅の需要だけでなく、オフィスの需要にまで影響が出ると考えられるでしょう。

【海外不動産投資】アジアの2020年情報まとめ

まとめ

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カリフォルニアは大企業が集まっている大きな州なので、住宅の需要は多いエリアでした。しかしコロナによる影響で一時的に販売件数と住宅価格に大きな下落が見られました。不動産市場は回復に向かっているとされていますが、需要の変化などにより従来の需要とは異なることを念頭に置くことが大切です。

住宅価格が下がっていることは買い手にとってはメリットですが、一部のエリアでは賃料も下落しているので慎重に考慮することをおすすめします。

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