【基礎知識】管理会社の入居者審査とは？【落ちない為の注意点】

新生活をイメージするとワクワクしますよね？自分の希望にかなう物件を探すために、多くの時間をかけて、やっと出会えた！という方も多いはず。

「このマンションに決めた！」と思い、早速引っ越し準備にとりかかろう！となるところですが、
実際は、お住まいになる前に「入居審査」があります。

管理会社が行う『入居審査』とは

「物件を貸せる方であるか」を判断するために行います。物件を所有するオーナーは、家賃滞納や近隣トラブルなどを起こさない方に住んでいただきたいと考えますので、そのリスクが低い方に入居してもらえるように審査を行います。

つまり入居審査の結果によっては、ご本人が住みたいと思っても、住むことができない場合があるのが入居審査です。

入居審査とは何をするの？

まず、審査をする為に必要な書類があります。

• 入居申込書
• 身分証明証
• 収入証明証

これら以外にも、入居申込書の内容に間違いがないかを確認するための書類提出を求められる場合があります。

また入居申込書に記載された方には、保証会社や管理会社から連絡が入る場合があります。入居申込書の内容に相違がないか、転居理由、収入面など実際にお話しをして確認をします。

具体的には次のとおり

• 申込者は家賃滞納リスクが低いかどうか。
• 賃貸借契約書の内容に基づきお住まいいただける方かどうか。
• 転居する理由に正当性があり、申込書内容に相違がないか。
• 連帯保証人は、申込者と連帯して保証できる人かどうか。
• 緊急連絡先は、緊急連絡先としての役割を担える方かどうか。

最近は「保証会社」の加入を義務とするマンションが増加してきました。これは保証会社に加入していただく事で、物件を所有するオーナーは、滞納リスクを減らすことができる為です。
保証会社の加入は、あくまで滞納リスクの軽減策の一つであるため、保証会社の審査が通ってもお住まいいただけるかどうかの最終判断とは別になります。

入居者審査はどのタイミングで行われるの？

お申込み後、契約前に審査は行われます。審査をする為に必要な書類が揃った段階で入居審査が開始できます。書類が揃わない場合、入居審査を進めることができないので早急に用意するようにしましょう。

書類の準備期間や提出される書類の内容も審査基準の一つになっているケースがあります。時間をかけるよりは早めに対応していただく事が得策と思います。

審査結果はいつでるの？

一概に〇日とお伝えできません。必要書類の提出状況や、内容、連絡のつながり状況によって審査の進捗は大きく変わります。下記に特徴を記載します。

審査がスムーズに進む方の特徴

• 入居申込書が見やすく、記載漏れがない。
• 審査に必要な書類がすべて提出されている。
• 連絡がつながりやすく、不明点や虚偽がない。

審査に時間を要する方の特徴

• 入居申込書が見にくく、記載漏れがある。
• 審査に必要な書類がすべて提出されておらず、要請しても時間がかかる。
• 連絡がつながりにくく、不明点や虚偽が見受けられる。

【注意点】入居審査に落ちない為に気を付けること

先に記載した【審査がスムーズに進む方の特徴】を実施していただければ、入居審査といっても特別に何かをする必要はありません。

ただし、賃貸マンションにお住まい頂くうえで、審査に大きく影響するのは家賃滞納です。特に最近は保証会社を利用することが多い為、記録されるようになっています。たった一度の滞納が、次の転居先での審査に影響する可能性もあります。

【よくある疑問】審査に落ちた場合どうなるの

万一、審査に落ちてしまった場合、冒頭にも記載しましたがご本人が住みたいと思っても、住むことができません。また「なぜ審査に落ちたのか？」と理由はお伝えすることができません。
残念であるとは思いますが、審査結果が覆る可能性はない為、他の物件を改めて探す必要があります。

ただし、どこも借りることができないわけではありません。申込書内容の基準を満たすことができる物件はあるはずです。