近年ではサラリーマンを主体としながら、不動産投資を行う人が増えています
副収入として家賃を得ることができるので、「サラリーマン大家」と呼ばれており、成功して大金を稼いでいる人もいます。
しかし、一方でほんの少しのミスや不注意によって、気が付いた時には破綻してしまったという事態になることもあるのです。
サラリーマン大家が破綻を避けるにはどのようなことに注意すべきか解説していきます。
不動産投資を成功させるために必要なのは、管理会社をうまく使うことも重要です。以下の記事をご覧ください。
【管理会社のメリットとは?】収益マンションは管理会社に委託すべき?
もくじ1.管理会社とは2・管理会社に委託するメリットとは3.良い管理会社へ任せればメリットがたくさん近年、不動産投資を行う人が増えてきていますが、購入した物件から賃貸利益を得るにはオーナーとしての管理
1.なぜサラリーマン大家が増加しているのか?
近年ではサラリーマン大家が増えていますが、なぜサラリーマンをしながら不動産投資を行うのでしょうか?
サラリーマンは、企業に雇われているので安定的な固定収入を得ることができます。
この確実に得られる収入のプラスに不動産投資を始めることは、そのまま現金を置いておいても増えることはないから資産を運用したいと考える人が増えているのです。
株やFX、仮想通貨などあらゆる資産運用方法がありますが、不動産投資の場合は急激な暴落はないから安心だと考える人も多いようです。
しかし、気付けば破綻に向かっていたということも実際にはあります。
なぜ、破綻するような事態が起きてしまうのでしょうか?
2.サラリーマン大家が破綻するきっかけ
それでは、サラリーマン大家が破綻へ向かうきっかけやタイミングはどういったことなのでしょうか?
突然起きるものではありませんが、気付いたら徐々に破綻へ向かっている場合が多くあるのです。
①:資産価値が年月を重ねて下がっていく
新築マンションを購入した場合、新築なので入居者もすぐに見つかりますし、購入した数年は減税措置の適用によって税金の軽減があります。
設備の不具合などもないので、運用計画を考えることなく安心して運用することができます。
しかし、年月が経つと建物や設備の劣化によって急な不具合が生じることで出費が出たり、投資物件の資産価値が暴落するという状況も起きるのです。
先を見越した運用を行わないと、そのまま破綻へと向かってしまいます。
②:小さな損失をないがしろに考えてしまう
サラリーマン大家は、本業であるサラリーマンの給与から多少の損失があった場合も補うことができます。
しかし、購入当初も給与から赤字を補うことができますが、投資運用の場合は赤字が続きと融資ローンが通りにくくなります。
そのため、投資を拡大することも難しくなり、所有している物件の空室が続くと破綻へと向かうことになってしまうのです。
3.サラリーマン大家が注意すべきこと
サラリーマン大家が、破綻を避けるためにできることは何があるのでしょうか?
不動産投資は、先の計画をしっかりと立てた上で運用することが大切なのです。
どういった点に注意すべきか見ていきましょう。
①:ローンに注意
サラリーマン大家の場合、自身の住宅ローンを抱えている状態で始める人も多くいます。
給料から住宅ローンと不動産投資のローンの返済を行わなくてはいけないのです。
新築マンションで入居者がいる場合には問題ないかもしれませんが、年月と共に空室が増えるとローンの返済が重なり苦しい状況となってしまいます。
自宅のローンまで返済できなくなるという事態を避けるためにも、片方のローンは軽くしておくようにしましょう。
②:自己資金の管理
サラリーマン大家は、あくまで本業はサラリーマンであるという考えから固定的な給与があるので安心してしまいがちです。
そのため、小さな失敗もカバーできるので目を瞑ってしまいます。
しかし、この小さな失敗が重なっていくと給与からはカバーすることができなくなっていきます。
もともと自己資金が多い場合で、3割程度を目安に投資しているのであれば失敗しても資金があるので問題ありません。
最初の自己資金からどれくらいを運用させるのか自身で決めておき、計画的に管理しながら運用することが大切です。
③:委託できるものは任せる
少しでも利益を得るために、無駄な経費は抑えたいと考える人が多いでしょう。
そのため、マンションの管理を管理会社に委託してしまうと管理費が発生するので、自主管理にしようと考えてしまいがちです。
しかし、本業ではないサラリーマンが自主管理で対応するのは至難の業です。
時間も余裕もない状態では、マンションで起こるトラブルや点検などに追われてしまい、どんどん管理が疎かになります。
そうすると住民は離れていき、資産価値も下がってしまうのです。
そういったことを避けるためにも管理費用は別途必要な出費だと考えて委託することをおすすめします。
4.まとめ
サラリーマン大家は、破綻しないためにも自己資産の管理をしながら先立った計画に基づいて運用を行う必要があります。
少しでも資産価値を下げないように委託できるものは管理会社に任せ、急激な拡大よりも少しずつ増やす運用を心掛けましょう。
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