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不動産業界でのVR活用事例と最新技術を紹介【物件探しが変わる!】

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1.不動産業界でのVR活用例

アニメやゲームの業界で話題になっているVR技術。今、不動産業界でもVRの活用が広がっています。まずは、どのように利用されているか、その具体的なサービスや開発中のものを紹介します。

1-1.VR内見


ナーブ株式会社が提供するサービスで、VR技術を活用して、店舗から物件の内見をできるようにしています。ゴーグルを装着することで、物件の部屋にいるような感覚になれます。本人が物件を内見できるだけでなく、ゴーグルでみている映像はパソコン画面にも共有されます。

そのため、担当者はお客様の視界を確認しながら商談を進められる作りです。

鍵の受け渡しの手間がなかったり、内見の時間の制限がなかったりと、不動産会社、物件を探している人の両方にとってのメリットが生まれています。

店舗に導入する場合は月額18,000円からリーズナブルな点も魅力です。

店舗で内見するだけでなく、内見当日とは違う天気や時間帯、季節での内見の疑似体験が可能になります。内見場所にいながら、その場で別の物件と比較するというような使い方もされており、より希望にあった物件を見つけるという点で非常に役立ちます。

難しい操作なく導入でき、お客様もVR内見ができる方が魅力的と感じる人が多いです。VR内見は不動産会社の差別化ポイントであり、将来的には標準のサービスとして普及していくことでしょう。

1-2.VR不動産物件案内

実運用はまだですが、KDDIがネットワークを介してVR内でバーチャルアテンダントが不動産物件を案内するコンテンツを開発しました。2017年10月3日から開催される「CEATEC JAPAN 2017」でデモを体験できました。

VR内見では、その物件の状態を見るだけでしたがこのVR不動産物件案内では、VR空間の中で、バーチャルアテンダントと会話を楽しむ感覚になる、実際に担当者がついて物件の内見をしているように感じさせてくれる体験を楽しめます。

さらにVRならではの壁や床の瞬時の模様替えもでき、明かりや素材の違いで変わる部屋の雰囲気をそのまま体験できます。実際に店舗に取り入れられるようになると、お客様は自宅にいながら、担当者は店舗にいながら同じ物件を内見して、コミュニケーションが取れるようになるかもしれません。

お客様とアテンダント、そして物件がそれぞれ違う場所にあっても内見を進められるということから、不動産業界の働き方改革につながる期待もあります。

1-3.未完成物件のVR内覧

近鉄不動産がマンションのモデルルームにVR体感ルームを設置して、完成前の物件の室内の様子を体感できるVRプレゼンテーションを2017年9月から開始しました。

今までのモデルルームでは難しかった共用部分や周辺環境、眺望などを、VR技術を活用して体感できるようになります。専用ゴーグルをつけることで、自分の目線で室内を自由に歩き回り、手をかざすなどすることで、パンフレットだけでは味わえないリアリティをもつことができます。

実際に生活し始めたときのことを体感できるので、購入を検討している人にとって大きな判断材料になります。

また素材の差し替えのようなわずかな改装だけで、新しい物件のVR体感が可能です。モデルルームの取り壊しと再建築というようなことを行う必要がなくなるので、環境にも優しいです。

2.VRでできること

VRプロモーションが創り出す3つの新たな価値

VRはゲームやアニメ、テーマパークのアトラクションのように、「娯楽」をテーマとしたものによく使われている印象があります。AIと並んで高い注目の「VR」ですが、そもそも何ができるのでしょうか。

そもそもVRというのは仮想現実、Virtual Realityの略称です。これは脳や感覚器を、ゴーグルなどのデバイスを通して意図的に誤認識させることで実現しています。そのため、コンピュータによって作られた世界を、あたかも現実の世界のように視て、触って、「体感できる」ます。

そのようなVR技術を使ってできること、期待されることを紹介します。

2-1.ユーザーが視点を移動できる

ドラマや映画をみていたとき、見えていないところではどうなっているんだろう。と気になったことはありません。今までのメディアは制作者側が、視聴者に、見せたいものを、見せたいたきに見せていました。ですが、VR技術を活用することによって映像の中の「見る場所」を視聴者自身で選べるようになります。

実際に体験していただくとイメージがつきやすいと思います。

2-2.その場にないもの、場所を自由に体感できる

VR技術を用いることで、写真でしか知り得なかった場所を、まるでその場にいるかのように歩き、触ることができます。近鉄不動産が完成前のマンションの共用空間を体感できるようにしたことも、この活用例に含まれます。

この技術は不動産業界だけではなく、教育分野での活用が期待されています。たとえば、世界史の授業で過去の遺跡などを写真でみて学ぶよりも、VRで当時を再現した世界に入り、自由に歩き回ることで記憶にも残り、学びの大きなものになるはずです。

2-3.医療分野での応用

実際にはモニタリングしづらい環境下であったとしても、VRで疑似体験してもらうことで観察が可能になります。ドイツのボン大学で行われた研究も、理論の検証のためにVR技術が使われていました。

観察するための様々な環境を仮想空間に用意し、被験者たちをモニタリングすることで、アルツハイマー病発症の遺伝的リスクが高いグループと、そうでないグループでは活動に差異があることを発見しました。空間認知のために活用する脳の部分が違ったのです。

ここからアルツハイマー症患者が空間認知に苦労する理由が解明され、その対策について進歩されることが期待されます。

参考記事:.「VRでアルツハイマー病を予測する」研究結果が発表される

3.不動産と最新テクノロジー


VR以外にも不動産業界では最新テクノロジーの活用が進んでいます。

3-1.3Dプリンタ建築

3DCADや3DCGデータをもとに立体を生み出すものが3Dプリンタです。今までは建築模型を作るときや製品のプロトタイプを作るときなどに利用されていました。ですが今では、さらに利用が広がり、建築そのものを3Dプリンタで作るようにもなっています。

それは日本ではありません。2016年5月23日、ドバイで建築されました。セメント混合物を1層ずつ押し出してプリントすることでオフィスを完成させました。

さらに驚きなことは、3Dプリンタで作られたオフィスは、通常の建築コストに比べて約半分で済んだことです。日本の建築基準法をクリアする水準のものが建築できるようになるのはまだまだ先の話ではありますが、3Dプリンタ建築が普及するようになると不動産業界も大きく変わっていくでしょう。

3-2.MR

MRとはMixed Realityの略で、「複合現実」を意味します。複合というのは現実世界と仮想世界を融合させたものです。現実の風景に仮想世界が重なります。

ポケモンGOを例に出すと、MRの技術を利用することによって、その場にいる誰もが、ポケモンの存在を確認できるようになるということです。スマホを通すことなく、現実世界のポケモンが現れたような感覚になり、現実世界のものと仮想世界のものとの境目がわからなくなるとも言われます。

それはまるで映画の世界のようです。

MRの技術はすでに実用化されていて、代表的なものが「Microsoft HoloLens」です。そして不動産業界への活用としては、「ホログラフィック・マンションビューアー」です。

現実世界が見えたまま、完成前の建物がその場にあるかのように認識できます。これによって建物の完成イメージを原寸大で見ることができ、写真や動画にはない臨場感を味わえます。

参考リンク

4.VR活用で不動産業界が変わる


不動産業界でのVRの技術の活用をはじめ、その他最新技術を使った不動産業界での利用例を紹介しました。VR内見などVR技術を導入することで物件探しにかかる労力や時間を大きく短縮できます。

完成前の物件を確認できたり、店舗から複数の物件を内見できたり、その活用はますます広がっていくでしょう。写真や動画だけでは味わえない臨場感を体感することで、物件探しという活動が大きく変わるかもしれません。

VR以外にも多くの技術が発展し、不動産業界での活用も試されています。SFの世界でしかありえなかったものがいつか現実とものになるでしょう。これからどのように利用され、普及していくのか楽しみです。

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賃貸”住まい”の新しいカタチを提供するEdge編集部が記事を書きました。

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