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Busan city skyline and skyscrapers in the Haeundae

不動産投資

【海外不動産投資】韓国の2020年情報まとめ

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感染症の影響が世界中に及んでいた2020年の世界市場ですが、韓国では不動産市場が過熱しているのが特徴です。投資方法として不動産が注目されていることから、国内だけでなく海外からの購入も増えているのが特徴。

今回は、2020年の韓国不動産市場がどのような動向を見せたのかを詳しく解説いたします。

2020年韓国の不動産市場

Traffic with cityscape skyline in Seoul, Korea

2020年には投資が注目を集めたことが韓国の特徴です。コロナが流行して株価が下落したタイミングで株取引を始めた投資家が多くなりました。

雇用状況に不安を感じたり、経済不振が原因となってリスクの伴う投資にも注目が集まったことが原因でしょう。

韓国では不動産投資に熱

韓国では不動産購入者の数が増えたことで、マンション価格が高騰しています。マンションを購入する人も、自宅として住む目的よりも投資目的が中心となっています。

世界の各地で不動産価格が上昇していますが、韓国の不動産市場は外国人の投資目的の購入のあり、市場の過熱の一因とされているのが特徴。

国内での外国人による購入に規制がないことも不動産投資に熱が入っている理由でもあります。結果として、国内の不動産市場が乱されて、居住目的で住宅を探している方が見つけにくくなっているのです。

政策転換でさらに不動産市場が高騰

不動産価格の上昇を受けて、住宅ローン規制の強化投機抑制するための税制措置が行われた結果として、家賃が上昇したり頭金の額が増加するなどしました。

不動産市場の過熱を抑えるために実施した政策が、かえって住宅の問題を引き起こしているという見方もあります。住宅購入が許可制になっていたり、投機的取引と見なされると購入が無効になることもあります。

不動産市場の高騰を抑えるために、外国人が半年以内に住まない場合には所得税を課す案が検討されていますが今後の対応は不明です。

上昇傾向にあった地域では、ローンの厳格化やアパートを複数所有する者への課税強化などを実施した結果として不動産の高騰を引き起こしたからです。

住民の不安が発生しているもの事実

韓国の人々が不動産投資に関心を持っている一方で、異様な盛り上がりを見せた結果として、住民が不動産に対する不安をもっています。再開発が行われるエリアでは、短期間のうちに価格が上昇したケースもあります。

独特の文化であるチョンセの保証金を値上げしたり、いつ大家が家を売るのか分からないという状態になっているケースもあり、安心して生活できないというデメリットがあります。

コロナによる経済のダメージはどの国でもありますが、不動産の高騰による住民の不安がどれほど広がるのか注目したいものです。

韓国の不動産市場のポイント

韓国で不動産投資をする場合に知っておきたい、不動産市場のポイントがあります。

オーナーが強いという特徴

オーナーが強いという点は、不動産投資をする上で知っておきたいポイントです。オーナーに権限があるのはもちろんですが、不動産市場が高騰している韓国では、住民の不安の原因ともなるので注意が必要です。

ソウル近郊では賃貸物件が借りられないほど値上がりしているものもあります。それも韓国の不動産高騰は、住宅の問題を引き起こしています。

独特の文化の「チョンセ」

韓国で取り入れられている賃貸保証金制度の「チョンセ」は、入居時に一括払いした保証金が退去時に戻ってくるというものです。物件のオーナーはまとまった資金を手にできるので、運用資金が用意できます。

しかし物件の高騰を受けて、保証金を値上げしたり、以前ほど稼げないことが問題となってきました。不動産市場の異常な高騰は、伝統的な制度の破綻を引き起こす原因ともなっています。

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まとめ

Downtown skyline in Sunset, Seoul city

韓国ではコロナの影響を受けてから、不動産市場が高騰している背景があります。結果として、都心部近郊では不動産購入をしたくてもできない人が現れるほどになっているのが特徴です。

不動産の価値が上がること自体は不動産投資として魅力的ですが、今後新たな政策が施行される可能性もあるため、どのような動向になるのがよく注意しておく必要があるでしょう。

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