もくじ
1.鍵交換って、絶対するもの?
よく受ける質問として、
「費用がもったいないので、そのまま使うので、交換しなくても良いですか?」
当社としては、答えはNOです。
実際前の入居者の方が、合鍵を作っていた場合、鍵をかけられるリスクもあります。
合鍵を作っていた場合は、当社としても把握しきれないため必ず交換をしてもらっています。
2.鍵交換費用って、どのくらいかかるの?
当社の交換費用は約12,000円~30,000円です。
基本的には借主に負担していただいていますが、最近は貸主負担の物件も増えてきています。
一番安い鍵で、12,000円程度です。
シリンダー錠を楽天やヤフーで検索すると、1つ辺り3,000円程度で出てきますが、鍵交換には技術がいるので、その技術料が加算されます。
※シリンダーとは、鍵を差し込んで錠前を操作する「鍵穴」のことをいいます。英単語では円筒のことです。
参考メーカーとしては、MIWA(美和ロック)・GOAL(ゴール)・SHOWA(ショウワ)・OPNUS(オプナス)Clavis(クラヴィス)などがあります。
扉の分厚さや形状によってつけられる鍵は決まってきます。ピッキングがされにくい鍵にするには、シリンダー自体も高額になってきます。
3.セキュリティが高い鍵の種類にしたいけど、可能?
上記で少し触れましたが、セキュリティが高い鍵にするには、扉の形状でつけられる鍵は決まってきますので、一度鍵の技術者に見てもらうことが必要になります。
セキュリティを強化したいのであれば、現在の鍵の種類と扉の種類を把握する必要があります。
その際、注意しなければならないのは、オートロックと連動した、「逆マスター」の場合、変更できないケースがほとんどです。
※逆マスターとは、マスターキーとは違い、マスターキーは1本のキーで複数のシリンダーを回して開けることができますが、その逆という意味で、複数のキーで、1つのシリンダーを回して開けることができるシステムのことをいいます。
文字にするとわかりにくいですが、オートロックとお部屋が同じでも、他の部屋の鍵はあけることはできません。
あけることができるのは、マスターキーです。
マスターキーがあって、逆マスターのシステムがある物件で、部屋の鍵だけ違うものに変えてしまうと、お部屋はマスターキーでは開かなくなりますし、オートロックと、お部屋の鍵を別々で持っておかないといけないので、注意が必要です。
4.純正キーと、コピーキーの見分け方
「メーカーなどがわからないのですが、どこをみたらメーカーがわかりますか?」と質問を受けることがありますが、よく目にするのは、その②で記載をした、メーカー名が鍵に書かれているものがメーカーの本鍵となります。
H-○○や、FUKI-○○などはコピーキーです。
合鍵やさんに1本500円前後でで頼んだ場合は、コピーキーになります。
あまりコピーを作りすぎると、シリンダー自体の劣化の原因となりますのであまりお勧めはしません。
しかし、メーカーに合鍵を注文すると、1~3週間ほどかかるメーカーもあるので、良し悪しですが・・・。
5.管理会社・大家さんって、スペアキーもってるの?
基本的に持っている大家さんや管理会社も多数存在します。
当社では専有部に関して、開閉時間や誰が開錠したかなど、チェック機能付きのセキュリティキーロッカーの中に収納しています。
引き出せる人も限られているので、そう簡単に引き出せるものではありません。
入居者さんのセキュリティを守るためにも、きちんとした管理が必要となります。
鍵は入居してからは簡単には交換することはできませんので、必ず引っ越しをする際には交換をしてください。
メーカーや、形状などは奥が深いので私もまだまだ知らないこともたくさんあります。
特にメーカーを変更する際の鍵交換は鍵専門業者も慎重に行っています。
マスターキー・逆マスターなどの用語は今回ではっきりと覚える必要はありませんが、鍵の種類として知っていても損はないでしょう。
鍵の件でお困りになった方はぜひ相談ください。