不動産業に携わる人間にとって、多くのケースでプラスの意味合いで使われる言葉です。
例えば、アパレル業の方が「アパレルっぽくないね」と言われた場合、”センスがない””洗練されていない”などマイナスのメッセージとして捉えられます。しかし、不動産業では、逆のメッセージとして使われ、時には褒め言葉として投げかけられます。
不動産業が持つマイナスイメージ
これは不動産業が持つマイナスイメージが起因しています。もっと言えば不動産業にユーザーとして関わる方たちの声からマイナスイメージが作られています。
- 部屋探しに失敗した…という入居者の声
- 保証するって言うから任せたのに…という家主の声
- 収益上がるって言われたから買ったのに…という投資家の声
生きる上で欠くことのできない「住まい」を提供する業界が信用できないということへの違和感と、そういう業界で生きていることに胸を張れない悲しさという現実。不動産業に関わる方からの残念な声が耳に届けば届くほど、マイナスイメージを払拭するために、われわれにでもできることがないかと思いを巡らす内に気付いたこと。
「不信感の根元には情報の格差がある」ということ。
- 「入居者」が持つ情報と「賃貸会社」のもつ情報の格差。
- 「家主」が持つ情報と「管理会社」がもつ情報の格差。
- 「投資家」がもつ情報と「売買業者」がもつ情報の格差。
情報の格差が問題の根源である
不動産業者が持つ情報とユーザーが持つ情報の格差が大きいから、ごまかしが生まれ、不適切な対応が見抜けないわけです。格差を小さくすることで是正できることがたくさんあります。
情報の格差が是正できれば、ユーザーの目線があがります。期待されるサービスが変わりますから、顧客目線でない中途半端な業者は生き残れなくなります。自浄作用を期待していないようで一抹の寂しさを感じますが、通常のビジネスで行われる健全な競争意識を持つことになるので、業界にとってもプラスになってもマイナスにはならないと思います。
微力ながらも、業界の環境整備の意味合いをもった情報発信が「edge」の役割だと思っています。ただ、正直に言えば、「edge」の活用で当社の情報発信のレベルアップを図ること、edgeを通じて当社に関わりをもつ顧客様を増やしたいという思いは当然にあります。だからこそ不動産業に携わる方々、ユーザーの方々に役立つような、できる限り最新で、最良で、最適な情報を発信しつづけてまいりたいと思います。
この言葉が、褒め言葉として使われるのでなく、顧客からのお叱りの言葉として、襟を正す言葉に使われる時がくれば、業界の見え方が変わっているはずです。edgeがそんな業界のレベルアップに少しでも役立つことに繋がればと近い未来を思い描いています。その時、当社も更に胸を張れるような仕事をしていたいと思います。